2022年4月16日 (仮訳)北米、太平洋岸北西部産の見過ごされてきたピンゴケ類の新種、Chaenothecopsis aeruginosa Peterson, EB. & Goward, T. 2016. Chaenothecopsis aeruginosa sp. nov., an overlooked calicioid in the Pacific Northwest of North America. Herzogia. Available at: https://bioone.org/journals/herzogia/volume-29/issue-2/heia.29.2.2016.561/iChaenothecopsis-aeruginosa-i-sp-nov-an-Overlooked-Calicioid-in-the/10.13158/heia.29.2.2016.561.short [Accessed April 16, 2022] 【R3-09421】2022/4/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国オレゴン州からカナダ、ブリティッシュコロンビア州にかけての地域で採集された非地衣のピンゴケ類の一種を検討し、Chaenothecopsis aeruginosaとして新種記載した。 本種は冷温帯の原生林において局所的には豊富に発生しており、材上生であることは稀で、主に樹皮に発生していた。 本種は子嚢果が比較的大型で暗い帯緑色、子嚢胞子が大型で主に1隔壁を有し、隔壁付近で厚く暗色になることなどで特徴づけられた。 U.S.A. Oregon, Marion Co., western Cascades, NE of Detroit (新種) Chaenothecopsis aeruginosa Goward & E.B.Peterson 語源…青緑色の(子嚢果の色から) 【よく似た種との区別】 Chaenothecopsis nana 同所的に分布する 同時に発生する可能性がある 同じダグラスファーに生じる 樹皮生菌である 本種より子嚢果の丈が一般的には小さい 本種と異なり子嚢果が暗い帯緑色ではなく典型的には帯褐色であり、老成すると稀に緑色を帯びる 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に小さい 本種と異なり子嚢胞子が主に楕円形で時にソーセージ形なのではなく顕著なソーセージ形 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が完全に0 Chaenothecopsis pusilla(フレルケピンゴケ) 材上生のことがある 子嚢胞子に隔壁を有することがある 本種と異なり主に樹皮で材からは少数しか報告されていないのではなく主に樹皮生 本種と異なり子嚢果が暗い帯緑色ではなく典型的には帯褐色であり、老成すると稀に緑色を帯びる 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に小さい