2022年10月13日 (仮訳)メキシコ中部においてサポジラに発生した新種Chaetocapnodium zapotae Navarro-de-la-Fuente, L. et al., 2022. Chaetocapnodium zapotae sp. nov. on Manilkara zapota in central Mexico. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2022/00000137/00000002/art00003 [Accessed October 13, 2022] 【R3-09961】2022/10/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、ベラクルス州においてサポジラの果実および葉に発生したすす病の一種を検討し、Chaetocapnodium zapotaeとして新種記載した。 本種は有性世代が知られておらず、分生子殻が暗褐色球形~類卵状で剛毛を欠き、分生子が無色球形~類球形であることなどで特徴づけられた。 本種は有性世代と剛毛を欠く点でC. placitaeに類似していたが、分生子殻のサイズや分生子と菌糸のサイズ範囲、コロニーの性状などが異なり、分子系統解析でも異なる系統を形成した。 Mexico, Veracruz State, Apazapan (新種) Chaetocapnodium zapotae L. Navarro, Salinas & Trigos 語源…サポジラの 【よく似た種との区別】 Chaetocapnodium insulare ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なり有性世代が知られている 本種と異なり分生子殻に剛毛を欠くのではなく有する 本種よりコロニーの生長が速い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chaetocapnodium placitae 有性世代が知られていない 分生子殻に剛毛を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなくオーストラリアなどに分布する 本種より分生子殻のサイズの範囲が広い 本種と異なり分生子殻が暗褐色ではなく褐色~暗灰褐色 本種より分生子のサイズの範囲が狭い 本種より菌糸のサイズの範囲が狭い 本種と異なりコロニーが褐色~暗い帯褐灰色 本種と異なりコロニー縁部が波状ではなく全縁 本種と異なりコロニーの気生菌糸が褐色ではなく灰色 本種よりコロニーの生長がかなり速い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される