(仮訳)インド産の新種Chlorolepiota indica
Kumari, B., Atri, N. & Kaur, M., 2012. Chlorolepiota indica sp. nov. – A new species from India. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012000393 [Accessed November 10, 2013].
【R3-00390】2014/02/13投稿

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3行まとめ

インドのパンジャーブ州で見出された、キツネノカラカサ型の子実体を形成する菌を、Chlorolepiota indicaとして新種記載した。
本種は傘が褐色で中央付近が黄色を帯び、同心円状の鱗片を持つことや、柄が赤変することなどで特徴づけられた。
本種はChlorolepiota属の種として2番目に報告されたが、1番目のC. mahabaleshwarensisとは顕著に形態が異なっていた。
India, Punjab: Patiala Punjabi University campus near gate no. 3

(新種)

Chlorolepiota indica B. Kumari, N. S. Atri & M. Kaur
語源…インドの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chlorolepiota mahabaleshwarensis
インドに分布する
本種と異なり傘が褐色ではなく淡黄色~藁色
本種と異なり中丘付近が黄色でない
本種と異なり傘が凸型でない
本種と異なり傘表面に同心円状の褐色の鱗片を持たない
本種と異なり襞が帯黄白色~帯黄灰色ではなく淡黄色
本種と異なり柄が傷ついても赤変しない
本種と異なり肉が傷ついても帯黄白色、次いで帯桃色に変色しない
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より縁シスチジアのサイズが小さい
Chlorophyllum molybdites(オオシロカラカサタケ)
多くの形質が類似している
本種と異なり担子胞子が截断状にならない
本種と異なり担子胞子に”poral plug”を伴う発芽孔の名残がある
Chlorophyllum hortense(フタツミカラカサタケ)
柄が傷つくと赤変する
単純な形状のつばを持つ
担子胞子に発芽孔を欠く
菌糸にクランプを持つ
本種と異なり傘の縁部に乾燥しても短く細い条線が生じない
本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性