2019年12月9日 (仮訳)イタリア、ラツィオ州産の新属新種Chrysomycena perplexa Vizzini, A. et al., 2019. Chrysomycena perplexa gen. et sp. nov. (Agaricales, Porotheleaceae), a new entity from the Lazio region (Italy). RMR Boll. AMER. Available at: https://www.researchgate.net/publication/337622466_CHRYSOMYCENA_PERPLEXA_GEN_ET_SP_NOV_AGARICALES_POROTHELEACEAE_A_NEW_ENTITY_FROM_THE_LAZIO_REGION [Accessed December 9, 2019] 【R3-06846】2019/12/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリア、ラツィオ州においてマツの切り株に生じた菌を検討し、新属新種Chrysomycena perplexaとして記載した。 本種は子実体がクヌギタケ型で、担子器および担子胞子が僅かにアミロイド、縁シスチジアが長瓶形~鞭毛状、菌糸にクランプを豊富に有することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析ではポロテリウム科クレードにおいて独自の系統を形成した。 Italy, Lazio, Pineta di Castelfusano (新種) Chrysomycena perplexa Picillo, Vizzini & Perrone 語源…(属名)黄金の+Mycena属/(種小名)不可解な(形質の複雑さ、曖昧さから) 【よく似た種との区別】 Phloeomana spp. 材に生息する 子実体がクヌギタケ型 本種と異なり子実体が帯灰色~帯褐色 本種と異なり襞が直生~軽く垂生するのではなく直生し垂生する小歯を有する 本種と異なり担子胞子が僅かにアミロイドではなく非アミロイド 本種と異なり縁シスチジアの形状が担子器と僅かに異なる形状である 本種と異なり傘表皮菌糸に分枝する指状突起を有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Atheniella spp. 子実体がクヌギタケ型 本種と異なり傘が赤色、橙色、黄色または白色 本種と異なり襞が直生~軽く垂生するのではなく上向する 本種と異なり担子胞子が僅かにアミロイドではなく非アミロイド 本種と異なり側シスチジアを有する 本種と異なり傘表皮菌糸に分枝しないか分枝する樹枝状突起を有する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Chrysomphalina spp. 形態的に類似している 本種と異なり子実層が”pachipodial”である 本種と異なり子実層シスチジアが分化に乏しい 本種と異なり菌糸にクランプを欠く 本種と異なり菌糸構成がサルコ2菌糸型ではなく1菌糸型 本種と異なり子実体にカロテノイド色素を含む 系統的に異なる(先行研究)