(仮訳)ポルトガル新産種、Chrysothrix flavovirensLepraria elobata、およびOchrolechia arborea
Rodrigues, SA. et al., 2011. Chrysothrix flavovirens, Lepraria elobata, and Ochrolechia arborea new to Portugal. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000115/00000001/art00039 [Accessed May 20, 2019] 【R3-06236】2019/5/20投稿

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3行まとめ

ポルトガルの海岸砂丘のマツ林において着生地衣類の調査を実施した。
ポルトガル新産種としてChrysothrix flavovirensLepraria elobata、およびOchrolechia arboreaの3種の地衣を報告した。
ほとんどがPinus pinaster上に見出されたが、P. pinea上に発生していたものもあった。

(ポルトガル新産種)

Chrysothrix flavovirens Tønsberg
ニセコガネゴケ
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【よく似た種との区別】
Chrysothrix chamaecyparicola
本種と異なり地衣成分としてジフラクタ酸を含まない
Chrysothrix candelaris(コガネゴケ)
ポルトガルに分布する
砂丘のマツ林に生息する
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種より地衣体が黄色を帯びる
本種と異なり地衣成分としてカリシンを含む

(ポルトガル新産種)

Lepraria elobata Tønsberg
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【よく似た種との区別】
Lepraria nylanderiana
ポルトガルに分布する
砂丘のマツ林に生息する
地衣体が青灰色
地衣体が鱗状
地衣成分としてアトラノリンを含む
本種と異なり良好に発達した標本で地衣体縁部に微細な裂片を認めることがある
本種と異なり粉芽が中程度~粗い
本種と異なり髄層が類白色
本種と異なり地衣成分としてロセリン酸を含む
Lepraria caesiella
形態的に類似している
本種と地衣成分が異なる
Lepraria incana
形態的に類似している
本種と地衣成分が異なる

(ポルトガル新産種)

Ochrolechia arborea (Kreyer) Almb.
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【よく似た種との区別】
Ochrolechia microstictoides
ポルトガルに分布する
砂丘のマツ林に生息する
本種と異なり粉芽塊が地衣体中央部に向かって融合し鱗状となる
本種と異なり地衣成分としてバリオラル酸およびリケステリン酸を含む