2020年4月14日 (仮訳)切り花のリンドウの花腐菌核病の原因菌である新種Ciborinia gentianae Saito, I. & Kaji, K., 2006. Ciborinia gentianae sp. nov., the causal organism of sclerotial flower blight of cut-flower gentians. Mycoscience. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s10267-005-0265-5 [Accessed April 14, 2020] 【R3-07227】2020/4/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 日本においてリンドウに花腐菌核病を引き起こした菌を検討し、Ciborinia gentianaeとして新種記載した。 本種は宿主の茎にスペルモドキアを豊富に形成し、表皮下に菌核を形成し、子嚢胞子に4つの核を含み、外被層が球形の細胞からなることなどで特徴づけられた。 他にCiborinia属にリンドウを宿主とする種はなく、テレオモルフの形質にも同属他種との差異が認められた。 北海道夕張郡長沼町 北海道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場 (新種) Ciborinia gentianae I. Saito & Kaji 語源…リンドウの 【よく似た種との区別】 Ciborinia wisconsinensis 子嚢盤のサイズが類似している 柄に”rhizoidal tuft”を欠く 子嚢のサイズが類似している 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なりリンドウ属ではなくヤナギ属植物を宿主とする 本種より子嚢胞子のサイズが小さい