(仮訳)切り花のリンドウの花腐菌核病の原因菌である新種Ciborinia gentianae
Saito, I. & Kaji, K., 2006. Ciborinia gentianae sp. nov., the causal organism of sclerotial flower blight of cut-flower gentians. Mycoscience. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s10267-005-0265-5 [Accessed April 14, 2020] 【R3-07227】2020/4/14投稿

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3行まとめ

日本においてリンドウに花腐菌核病を引き起こした菌を検討し、Ciborinia gentianaeとして新種記載した。
本種は宿主の茎にスペルモドキアを豊富に形成し、表皮下に菌核を形成し、子嚢胞子に4つの核を含み、外被層が球形の細胞からなることなどで特徴づけられた。
他にCiborinia属にリンドウを宿主とする種はなく、テレオモルフの形質にも同属他種との差異が認められた。
北海道夕張郡長沼町 北海道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場

(新種)

Ciborinia gentianae I. Saito & Kaji
語源…リンドウの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ciborinia wisconsinensis
子嚢盤のサイズが類似している
柄に”rhizoidal tuft”を欠く
子嚢のサイズが類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
本種と異なりリンドウ属ではなくヤナギ属植物を宿主とする
本種より子嚢胞子のサイズが小さい