2016年5月20日 (仮訳)Cladonia conistaとC. humilisは別種である Pino-Bodas, R. et al., 2012. Cladonia conista and C. humilis (Cladoniaceae) are different species. Bibliotheca Lichenologica. … Available at: https://www.researchgate.net/profile/Soili_Stenroos/publication/259219025_Cladonia_conista_and_C_humilis_Cladoniaceae_are_different_species/links/00b7d52cd4fd579919000000.pdf [Accessed May 20, 2016]. 【R3-02942】2016/05/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来主に二次代謝産物の差異によって分けられ、同種の化学型あるいは変種とする意見もあったCladonia conistaとC. humilisを検討した。 分子系統解析で2系統が明らかになり、形態的にはほぼ差異を認めなかったが、両系統は化学型や地理的分布の違いを反映されていた。 以上の結果を基に、両種が別種であると結論づけた。 (その他掲載種) Cladonia conista (Ach.) Robbins ※Cladonia conista f. simplexのレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Cladonia humilis(ニセヒメジョウゴゴケ) 米国、スペインなどに分布する 形態的に類似している(同種とする意見もあった) 粉芽のサイズが類似している 子柄の壁の厚さが類似している 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む ITS+rpb2+EF1-αおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり主に米国大西洋岸および北欧ではなく主に米国太平洋岸、中欧、南欧に分布する 本種より子柄が短い 本種より子柄の基部の幅が狭い 本種より杯状体の幅が狭い 本種より柄が短い 本種と異なりK+汚黄褐色またはK陰性ではなくK+明黄色、K+帯褐黄色、またはK陰性 本種と異なり地衣成分としてブルゲアン酸ではなくアトラノリンを含む ITS+rpb2+EF1-αおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladonia kurokawae ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国やヨーロッパではなく東アジアなどに分布する 本種と粉芽のサイズが異なる 本種と地衣成分が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cladonia subconistea(ヒメジョウゴゴケモドキ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国やヨーロッパではなく東アジアなどに分布する 本種と粉芽のサイズが異なる 本種と地衣成分が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cladonia humilis (With.) J.R. Laundon ニセヒメジョウゴゴケ 【よく似た種との区別】 Cladonia conista 米国、スペインなどに分布する 形態的に類似している(同種とする意見もあった) 粉芽のサイズが類似している 子柄の壁の厚さが類似している 地衣成分としてフマルプロトセトラル酸を含む ITS+rpb2+EF1-αおよびITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり主に米国太平洋岸、中欧、南欧ではなく主に米国大西洋岸および北欧に分布する 本種より子柄が長い 本種より子柄の基部の幅が広い 本種より杯状体の幅が広い 本種より柄が長い 本種と異なりK+明黄色、K+帯褐黄色、またはK陰性ではなくK+汚黄褐色またはK陰性ではなくK陰性 本種と異なり地衣成分としてアトラノリンではなくブルゲアン酸を含む ITS+rpb2+EF1-αおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される