2022年10月8日 (仮訳)中国産のYucca gloriosaを宿主とする新種Colletotrichum chinenseおよびQuercus variabilisを宿主とするC. quercicola Wang, C-B. et al., 2022. Colletotrichum chinense sp. nov. from Yucca gloriosa and C. quercicola sp. nov. from Quercus variabilis in China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/articles.php?id=89209 [Accessed October 8, 2022] 【R3-09946】2022/10/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国北京市においてYucca gloriosaの葉、陝西省においてQuercus variabilisの葉の病斑から分離された菌を、それぞれColletotrichum chinense、C. quercicolaとして新種記載した。 前者はC. agaves複合種、後者はC. destructivum複合種に属していた。 接種試験により両種の病原性を確かめた。 中国北京市 (新種) Colletotrichum chinense Ning Jiang & C.B. Wang 語源…中国産の 【よく似た種との区別】 Colletotrichum beeveri 分生子の形状が類似している 本種と分生子のサイズが異なる Colletotrichum tofieldiae 本種と異なり分生子が鎌形 中国陝西省漢中市仏坪県東山公園 (新種) Colletotrichum quercicola Ning Jiang & C.B. Wang 語源…コナラ属に生息する 【よく似た種との区別】 Colletotrichum tanaceti 同じColletotrichum destructivum複合種に含まれる 分生子のサイズの範囲が重なる ITS+gapdh+chs-1+act+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なりQuercus variabilisではなくTanacetum cinerariifoliumなどを宿主とする 本種と異なり分生子が直線状~僅かに屈曲するのではなく顕著に屈曲する 本種より付着器の幅が広い ITS+gapdh+chs-1+act+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される