2019年12月27日 (仮訳)柑橘類のカイガラムシ、Praelongorthezia praelongaの天敵である新変種、Colletotrichum nymphaeae var. entomophilum Wynns, AA. et al., 2020. Colletotrichum nymphaeae var. entomophilum var. nov. a natural enemy of the citrus scale insect, Praelongorthezia praelonga (Hemiptera: Ortheziidae). Scientia Agricola. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0103-90162020000500201&lng=en&nrm=iso&tlng=en [Accessed December 26, 2019] 【R3-06899】2019/12/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 柑橘類の害虫、Praelongorthezia praelongaの寄生菌を検討し、Colletotrichum nymphaeae var. entomophilumとして新変種記載した。 本変種は従来C. nymphaeaeの昆虫寄生性菌株として知られ、生物学的制御の用途で開発中で、将来の承認に向けて定義の明確化が必要であった。 本変種は基本種とはGAPDHおよびCHS-1遺伝子の塩基配列が異なり、分生子のサイズや剛毛の有無も異なっていた。 Limeira, state of São Paulo (新変種) Colletotrichum nymphaeae var. entomophilum A.A. Wynns & I. Delalibera 語源…昆虫を好む 【よく似た種との区別】 Colletotrichum nymphaeae ITS+GADPH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本変種と異なりカイガラムシの一種ではなくスイレン属植物などを宿主とする 本変種より分生子が長い 本変種と異なり剛毛を欠く 本変種よりSNAおよびOA培地での生長が遅い 本変種とGAPDHおよびCHS-1の塩基配列が異なる (その他掲載種) Colletotrichum nymphaeae (Pass.) Aa 【よく似た種との区別】 Colletotrichum nymphaeae var. entomophilum ITS+GADPH+CHS-1+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスイレン属植物などではなくカイガラムシの一種を宿主とする 本種より分生子が短い 本種と異なり剛毛を有する 本種よりSNAおよびOA培地での生長が速い 本種とGAPDHおよびCHS-1の塩基配列が異なる