2019年11月6日 (仮訳)球果、針葉、および材:宿主植物の組織によって分離されるMicraspis属の種分化 Quijada, L. et al., 2020. Cones, needles and wood: Micraspis (Micraspidaceae, Micraspidales fam. et ord. nov.) speciation segregates by host plant tissues. Fungal Systematics and Evolution. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/wfbi/fuse/pre-prints/content-e5_fuse_vol5_art5 [Accessed November 6, 2019] 【R3-06746】2019/11/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 従来ファキディウム目に置かれていたMicraspis属菌を検討し、本属に対して新目ミクラスピス目および新科ミクラスピス科を提唱した。 それぞれ針葉、球果、材に生息する本属の3種について再検討し、修正した記載文を掲載した。 また、これら3種の有性世代の形態形質に基づく検索表を掲載した。 (その他掲載種) Micraspis acicola Darker 【よく似た種との区別】 Micraspis strobilina 同じマツ科植物を宿主とする 子嚢が8胞子性 側糸頂部の細胞が下部の細胞よりも短い 側糸が分枝しないか二叉分岐する 側糸表面が帯褐色の滲出物に覆われない 5.8S+α-チューブリン+β-チューブリン+nrLSU+MCM7+mtSSU+RPA1+RPA2+RPB1+RPB2+RPC2+SF3B1+nrSSU+TFB4+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトウヒ属ではなくマツ属植物を宿主とする 本種と異なり針葉ではなく球果に生息する 本種より子嚢が長い 5.8S+α-チューブリン+β-チューブリン+nrLSU+MCM7+mtSSU+RPA1+RPA2+RPB1+RPB2+RPC2+SF3B1+nrSSU+TFB4+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Micraspis strobilina Dennis 【よく似た種との区別】 Micraspis acicola 同じマツ科植物を宿主とする 子嚢が8胞子性 側糸頂部の細胞が下部の細胞よりも短い 側糸が分枝しないか二叉分岐する 側糸表面が帯褐色の滲出物に覆われない 5.8S+α-チューブリン+β-チューブリン+nrLSU+MCM7+mtSSU+RPA1+RPA2+RPB1+RPB2+RPC2+SF3B1+nrSSU+TFB4+TEF1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマツ属ではなくトウヒ属植物を宿主とする 本種と異なり球果ではなく針葉に生息する 本種より子嚢が短い 5.8S+α-チューブリン+β-チューブリン+nrLSU+MCM7+mtSSU+RPA1+RPA2+RPB1+RPB2+RPC2+SF3B1+nrSSU+TFB4+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Micraspis tetraspora Graddon