2025年8月14日 (仮訳)アルゼンチン北東部産Parmotrema属地衣の研究 Michlig, A. & Rodríguez, MP. 2024. Contribución al conocimiento del género Parmotrema (Parmeliaceae, Ascomycota liquenizados) en el Nordeste de Argentina. Lilloa. Available at: https://www.lillo.org.ar/journals/index.php/lilloa/article/view/2020 [Accessed August 14, 2025] 【R3-13069】2025/8/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチンのCTES標本館のBAHコレクション約200標本を調査し、Parmotrema属17種を同定した。 5種をアルゼンチン新産種として報告し、12種の既知種の分布域を拡大した一方、1種を既知種から除外した。 アルゼンチン新産種の記載文と図版を掲載したほか、Parmotrema属地衣の検索表を掲載した。 (アルゼンチン新産種) Parmotrema erubescens (Stirton) Krog & Swinscow 【よく似た種との区別】 Parmotrema subcaperatum 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり樹皮生ではなく一般的に岩上生 本種と異なり地衣体が革質ではなく膜質 本種と異なり地衣体下面が褐色ではなく緑色~黒色 本種と異なり地衣成分としてウスニン酸を含む Parmotrema recipiendum アルゼンチンに分布する 子器盤に穿孔がある 地衣体上面に不規則な白斑をあらわす 地衣体下面が褐色 仮根が2型ある 栄養生殖散布体を欠く 本種と異なり髄層がKC+桃色 本種と異なり地衣成分として髄層にノルロバリドンとロキソジンを含む Parmotrema cristobalii アルゼンチンに分布する シリアを裂片に有する 白斑が不規則形 仮根に2型がある 本種と裂片の葉縁に切れ込みがあるかどうかが異なる 本種と地衣成分が髄層において異なる (アルゼンチン新産種) Parmotrema homotomum (Nylander) Hale 【よく似た種との区別】 Parmotrema cetratum 地衣体上面に網目状の白斑をあらわす 栄養生殖散布体を欠く 本種と異なり地衣成分として髄層にサラジン酸を含むという特徴を欠く Parmotrema recipiendum アルゼンチンに分布する 本種と異なり地衣体上面に網目状の白斑をあらわすのではなく不規則な白斑をあらわす 本種と異なり地衣体下面が黒色ではなく褐色 本種と異なり仮根が2型である (アルゼンチン新産種) Parmotrema internexum (Nylander) Hale ex DePriest & B.W. Hale 【よく似た種との区別】 Parmotrema crinitum(チヂレマツゲゴケ) 地衣成分として髄層にスチクチン酸と関連成分を含む 本種と地衣体の質感が異なる 本種と異なりシリアを裂片の葉縁に豊富に有する 本種と異なり地衣成分としてノルロバリドンを欠く Parmotrema melanochaetum アルゼンチンに分布する 髄層がKC+桃色 本種と異なり裂芽に縁毛を欠くのではなく有する 本種と異なり髄層がK+黄色ではなくK陰性 本種と異なり髄層がC陰性ではなくC+桃色 本種と異なり地衣成分として髄層にスチクチン酸およびノルロバリドンではなくジロホール酸を含む (アルゼンチン新産種) Parmotrema permutatum (Stirton) Hale 【よく似た種との区別】 Parmotrema sancti-angelii アルゼンチンに分布する シリアを葉縁に有する 粉芽塊を葉縁に有する 地衣成分として髄層にジロホール酸を含む 本種と異なり髄層が有色ではなく白色 (アルゼンチン新産種) Parmotrema melanochaetum (Kurokawa) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Elix & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Parmotrema internexum アルゼンチンに分布する 髄層がKC+桃色 本種と異なり裂芽に縁毛を有するのではなく欠く 本種と異なり髄層がK陰性ではなくK+黄色 本種と異なり髄層がC+桃色ではなくC陰性 本種と異なり地衣成分として髄層にジロホール酸ではなくスチクチン酸およびノルロバリドンを含む Parmotrema pseudocrinitum 本種と異なり裂芽が円筒形ではなく通常疣状~乳頭状で時に円筒形 (チャコ州、フォルモーサ州新産種) Parmotrema andinum (Müller Arg.) Hale 【よく似た種との区別】 Parmotrema mesotropum アルゼンチンに分布する シリアを葉縁に欠く 栄養生殖散布体を欠く 髄層がK陰性 本種と異なり子器盤に穿孔を欠く 本種と異なり髄層がC+赤色ではなくC陰性 本種と異なり地衣成分として髄層に脂肪酸を含む (チャコ州、フォルモーサ州新産種) Parmotrema consors (Nylander) Krog & Swinscow 【よく似た種との区別】 Parmotrema pilosum アルゼンチンに分布する 形態的に類似している 本種と異なり粉芽塊を葉央に有する Parmotrema muelleri アルゼンチンに分布する 形態的に類似している 本種と異なり粉芽塊を葉央に有する 本種と異なり髄層がK+黄色 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を含む (アルゼンチン北東部、コリエンテス州、ミシオネス州新産種) Parmotrema cristiferum (Taylor) Hale トサカウメノキゴケ 【よく似た種との区別】 Parmotrema praesorediosum(ナミガタウメノキゴケモドキ) アルゼンチンに分布する 粉芽塊を葉縁に有する 本種と異なり地衣成分として髄層にサラジン酸を欠く Parmotrema dilatatum(ムニンウメノキゴケ) アルゼンチンに分布する 地衣体の葉縁が顕著な波状 粉芽塊の配置が類似している 本種と異なり髄層がK+黄色で時に橙色ではなく赤色になる 本種と異なり地衣成分として皮層にアトラノリンとウスニン酸、髄層にサラジン酸を含むのではなく皮層にウスニン酸、髄層にプロトセトラル酸とエキノカルピン酸を含む (ミシオネス州新産種) Parmotrema cristobalii (L.I. Ferraro & Elix) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Elix & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Parmotrema recipiendum アルゼンチンに分布する シリアを裂片に有する 白斑が不規則形 仮根に2型がある 本種と裂片の葉縁に切れ込みがあるかどうかが異なる 本種と地衣成分が髄層において異なる Parmotrema erubescens アルゼンチンに分布する シリアを裂片に有する 白斑が不規則形 仮根に2型がある 本種と裂片の葉縁に切れ込みがあるかどうかが異なる 本種と地衣成分が髄層において異なる Parmotrema cetratum 地衣体に切れ込みを生じることがある 本種と異なり白斑が不規則形ではなく網目状 本種と異なり地衣成分として髄層にノルロバリドンおよびロキソジンを欠く (ミシオネス州新産種) Parmotrema eciliatum (Nylander) Hale トゲナシウメノキゴケ (アルゼンチン北部、コリエンテス州、ミシオネス州、サルタ州新産種) Parmotrema flavomedullosum Hale (コリエンテス州、サルタ州新産種) Parmotrema muelleri (Vainio) O. Blanco, A. Crespo, Divakar, Elix & Lumbsch 【よく似た種との区別】 Parmotrema consors アルゼンチンに分布する 形態的に類似している 本種と異なり粉芽塊を葉央に欠く 本種と異なり髄層がK+黄色でない 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸を欠く Parmotrema pilosum アルゼンチンに分布する 形態的に非常に類似している 本種と異なり髄層がK+黄色ではなくK陰性 本種と異なり地衣成分として髄層にスチクチン酸と関連成分を含まない (ミシオネス州新産種) Parmotrema perlatum (Hudson) M. Choisy 【よく似た種との区別】 Parmotrema bangii 本種と異なり粉芽塊が葉央においてパスチュールから生じる (チャコ州新産種) Parmotrema pilosum (Stizenberger) Krog & Swinscow 【よく似た種との区別】 Parmotrema consors アルゼンチンに分布する 形態的に類似している 本種と異なり粉芽塊を葉央に欠く Parmotrema muelleri アルゼンチンに分布する 形態的に非常に類似している 本種と異なり髄層がK陰性ではなくK+黄色 本種と異なり地衣成分として髄層にスチクチン酸と関連成分を含む (チャコ州、フォルモーサ州、ミシオネス州、サルタ州新産種) Parmotrema praesorediosum (Nylander) Hale ナミガタウメノキゴケモドキ 【よく似た種との区別】 Parmotrema cristiferum(トサカウメノキゴケ) アルゼンチンに分布する 粉芽塊を葉縁に有する 本種と異なり地衣成分として髄層にサラジン酸を含む Parmotrema dilatatum(ムニンウメノキゴケ) アルゼンチンに分布する 粉芽塊を葉縁に有する 本種と異なり地衣成分として髄層に主要成分のプロトセトラル酸およびエキノカルピン酸を含む Parmotrema austrosinense(ナミガタウメノキゴケ) アルゼンチンに分布する 本種と異なり髄層がC陰性ではなくC+赤色 本種と異なり地衣成分として髄層に脂肪酸ではなくレカノール酸を含む (チャコ州、フォルモーサ州新産種) Parmotrema reticulatum (Taylor) M. Choisy オオマツゲゴケ (チャコ州、サルタ州新産種) Parmotrema sancti-angelii (Lynge) Hale 【よく似た種との区別】 Parmotrema permutatum アルゼンチンに分布する シリアを葉縁に有する 粉芽塊を葉縁に有する 地衣成分として髄層にジロホール酸を含む 本種と異なり髄層が白色ではなく有色