2024年5月21日 (仮訳)Parmelia属地衣の分布の研究:分子データにより確かめられた新記録 Ossowska, EA. et al. 2023. Contribution to the knowledge of the distribution of Parmelia species (Parmeliaceae, Ascomycota) – New records confirmed by molecular data. Acta Mycologica. Available at: http://actamycologica.pan.pl/article/item/11011.html [Accessed May 20, 2024] 【R3-11719】2024/5/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Parmelia ernstiaeをマデイラ諸島、P. encryptataをポーランド北部、P. sulcataをチリにおける新産種としてそれぞれ報告した。 これらの種はいずれもITS領域の塩基配列のBLAST検索およびハプロタイプネットワーク解析により同定が確かめられた。 P. encryptataについては新規ITSハプロタイプが見出された。 (ポーランド北部新産種) Parmelia encryptata A. Crespo, Divakar & M.C. Molina 【よく似た種との区別】 Parmelia sulcata(コフキカラクサゴケ) 形態的に識別不能なほど類似している 地衣成分が類似している ITS領域の塩基配列が類似している 本種とITS領域の塩基配列が異なる (マデイラ諸島新産種) Parmelia ernstiae Feuerer & A. Thell 【よく似た種との区別】 Parmelia saxatilis(ミヤマカラクサゴケ) 形態的に非常に類似している 地衣成分が非常に類似している Parmelia serrana 形態的に非常に類似している 裂芽が葉央および葉縁に生じる 地衣成分が非常に類似している (チリ新産種) Parmelia sulcata Taylor コフキカラクサゴケ 【よく似た種との区別】 Parmelia encryptata 形態的に識別不能なほど類似している 地衣成分が類似している ITS領域の塩基配列が類似している 本種とITS領域の塩基配列が異なる Parmelia barrenoae 形態的に類似している 地衣成分が類似している 本種と異なり裂片が重なり合う 本種と異なり裂片の幅が広い 本種と異なり粉芽塊が葉央に分布する 本種と異なり粉芽塊が上皮層において亀裂状 本種と異なり偽根が分枝しない~叉状 Parmelia asiatica 形態的に類似している 地衣成分が類似している 本種と異なり裂片の幅が狭い 本種と異なり裂片が類線形 本種と異なり粉芽塊が末端生または葉縁に生じる 本種と異なり粉芽塊が主に円形および半球形