2023年7月1日 (仮訳)ITS配列により裏付けられたパキスタン産大型菌類の研究 Razzaq, F., Ashraf, S. & Khalid, AN. 2023. Contributions to the Macrofungi from Pakistan Corroborated by ITS Sequences. Biology Bulletin. Available at: https://link.springer.com/article/10.1134/s1062359022602907 [Accessed July 1, 2023] 【R3-10746】2023/7/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、イスラマバードのマルガラ・ヒルズ国立公園において大型菌類の調査を実施した。 形態観察およびITS配列を基に同定を行った。 パキスタン新産種として新組み合わせCollybiopsis contrariaのほかFavolus grammocephalus、Hexagonia glabra、Hypoxylon crocopeplum、およびPanus conchatusを報告した。 (南アジア、パキスタン新産種、新組み合わせ) Collybiopsis contraria (Peck) Khalid & F. Razzaq 旧名:Gymnopus contrarius (Peck) Halling (パキスタン新産種) Favolus grammocephalus Lloyd (パキスタン新産種) Hexagonia glabra Lév. フルイタケ (パキスタン新産種) Hypoxylon crocopeplum Berk. & M.A. Curtis 【よく似た種との区別】 Hypoxylon rickii 子座の形態が類似している KOH溶出性色素が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hypoxylon cinnabarium 子座の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢胞子が僅かに左右不等である 本種と異なり子嚢胞子のペリスポアが10%KOHで非裂開性である ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hypoxylon jecorinum 子座の形態が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (パキスタン新産種) Panus conchatus (Bull.) Fr. カワキタケ