2015年7月4日 (仮訳)新組み合わせCoriolopsis psilaおよびブラジル産Coriolopsis属菌の2新記録 Nogueira-Melo, GS. et al., 2012. Coriolopsis psila comb. nov. (Agaricomycetes) and two new Coriolopsis records for Brazil. Mycotaxon. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000120/00000001/art00027 [Accessed July 3, 2015]. 【R3-01977】2015/07/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 腐生菌であり、担子胞子が大型である点などを根拠に、Phylloporia psilaに対して新組み合わせCoriolopsis psilaを提唱した。 ブラジル新産種としてC. brunneoleucaおよびC. hostmanniiの2種を報告した。 また、ブラジル産Coriolopsis属菌の検索表を掲載するとともに、C. gallicaの存在が確かめられなかったことを述べた。 (ブラジル新産種) Coriolopsis brunneoleuca (Berk.) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Coriolopsis caperata(チャビロードタケ) ブラジルに分布する 子実体がほとんどの場合半背着生 肉がほとんどの場合同質 担子胞子が無色 本種と異なり子実層面が赤褐色~濃褐色ではなく黄褐色、肉桂色、濃チョコレート褐色 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり孔口が円形~角形ではなく円形 本種と異なり肉が管孔より顕著に暗色なのではなく同色 (ブラジル新産種) Coriolopsis hostmannii (Berk.) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Coriolopsis aspera(チャヒゲカワラタケ) ブラジルに分布する 担子胞子の形態が類似している 菌糸の形態が類似している 本種と異なり傘表面が平滑でない 本種より孔口のサイズが大きい Funalia polyzona(キツネカワラタケ) 傘上面に環紋を有する 本種と異なり毛被が通常、顕著かつ様々な帯状 (アマゾナス州、ロンドニア州、ロライマ州新産種) Coriolopsis byrsina (Mont.) Ryvarden (アマゾナス州新産種) Coriolopsis caperata (Berk.) Murrill チャビロードタケ 【よく似た種との区別】 Coriolopsis brunneoleuca ブラジルに分布する 子実体がほとんどの場合半背着生 肉がほとんどの場合同質 担子胞子が無色 本種と異なり子実層面が黄褐色、肉桂色、濃チョコレート褐色ではなく赤褐色~濃褐色 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり孔口が円形ではなく円形~角形 本種と異なり肉が管孔と同色ではなく顕著に暗色 (アクレ州、アマゾナス州、マットグロッソ州新産種) Coriolopsis floccosa (Jungh.) Ryvarden (新組み合わせ) Coriolopsis psila (Lloyd) Ryvarden 旧名:Phylloporia psila (Lloyd) Ryvarden 【よく似た種との区別】 Hexagonia hydnoides 形態的に一見類似している 担子胞子が円筒形 本種と異なり傘表面の毛が帯赤褐色ではなく黒色 本種より傘表面の毛が剛直 本種より担子胞子が長い Coriolopsis hostmannii ブラジルに分布する 子実体がほとんどの場合無柄 本種と異なり傘上面が密な毛のマットに覆われるのではなく無毛 本種より担子胞子のサイズが小さい