2024年10月20日 (仮訳)非地衣化地衣生菌の新種、Corticifraga melanohaleae Roux, C. & Pinault, P. 2024. Corticifraga melanohaleae P. Pinault et Cl. Roux sp. nov., champignon lichénicole non lichénisé (Ascomycota, Gomphillaceae). Bulletin de la Société linnéenne de Provence. Available at: https://www.researchgate.net/publication/384869477_Roux_C_et_Pinault_P_2024-_Corticifraga_melanohaleae_P_Pinault_et_Cl_Roux_sp_nov_champignon_lichenicole_non_lichenise_Ascomycota_Gomphillaceae_Bull_Soc_linn_Provence_75_145-150 [Accessed October 20, 2024] 【R3-12177】2024/10/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランス、ピュイ=ド=ドーム県においてMelanohalea exasperataに発生した地衣生菌の一種を検討し、Corticifraga melanohaleaeとして新種記載した。 本種は子嚢盤の縁部が厚く目立ち、子嚢胞子が長円筒形で最大3隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種はCorticifraga属のうちシアノバクテリアではなく緑藻と共生する地衣に寄生する2番目の種となった。 France, Massif central, département Puy–de–Dôme, commune de Saint–Genès–Champanelle, 1.7 km à l’ONO du hameau de Nadaillat (新種) Corticifraga melanohaleae P. Pinault et Cl. Roux 語源…Melanohalea属の 【よく似た種との区別】 Corticifraga ramalinae フランスに分布する 地衣生菌である 宿主地衣が変色する 子嚢胞子の隔壁数が(0)3である 側糸頂部が頭状 本種と異なりMelanohalea exasperataではなくRamalina fraxineaを宿主とする 本種ほど子嚢盤が顕著でない 本種と異なり子嚢盤が顕著に破出し、宿主地衣体の皮層を持ち上げる 本種と異なり子嚢盤が集まりをなすが融合しないのではなく時に融合する 本種より子嚢盤が薄い 本種ほど子嚢盤の縁部が目立たない 本種より子実上層が厚い 本種と異なり子実上層が青緑色ではなく無色~淡褐色 本種と異なり子嚢胞子の円筒形でしばしば屈曲し、両端が丸いのではなく紡錘形 本種より子嚢胞子の長さ/幅比が小さい