2015年10月27日 (仮訳)ハンガリー産コウヤクタケ類担子菌 (1):タバコウロコタケ属 Viktor, P., 2013. Corticioid basidiomycetes of Hungary I. The genus Hymenochaete. Mikológiai Közlemények – Clusiana. Available at: http://www.researchgate.net/profile/Viktor_Papp/publication/260383355_Corticioid_basidiomycetes_of_Hungary_I._The_genus_Hymenochaete/links/0a85e530f3e6e0cfce000000.pdf [Accessed October 26, 2015]. 【R3-02322】2015/10/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハンガリー新産種として4種のタバコウロコタケ属菌を報告し、国内における既知種を7種とした。 各種について詳細な記載文および生態、採集地のデータを掲載した。 レッドリスト掲載種であるHymenochaete cinnamomeaを普通種と考え、H. fuliginosaも稀産種ではないと考えられた。 (ハンガリー新産種) Hymenochaete carpatica Pilát 【よく似た種との区別】 Pseudochaete corrugata 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形 本種と異なり剛毛に結晶を伴う (ハンガリー新産種) Hymenochaete cinnamomea (Pers.) Bres. ケイヒウロコタケ 【よく似た種との区別】 Hymenochaete cinnamomea subsp. spreta 本種と子実体の構造が異なる (ハンガリー新産種) Hymenochaete fuliginosa (Pers.) Lév. 【よく似た種との区別】 Hymenochaete subfuliginosa コナラ属植物を宿主とする 本種と異なり針葉樹にも発生するのではなく広葉樹(主にコナラ属)に発生する 本種より担子胞子のサイズが小さい Hymenochaete rubiginosa(エビウロコタケ) ハンガリーに分布する 子実体が背着生のことがある 本種と異なり子実体が基質に強く固着するという特徴を欠く 本種より剛毛が短い 本種と異なり菌糸が並行に配列する (その他掲載種) Hymenochaete rubiginosa (Dicks.) Lév. エビウロコタケ 【よく似た種との区別】 Pseudochaete tabacina 子実体が半背着生 本種と異なり子実体上面が帯褐色~帯黒色でない 本種より担子胞子の幅が広い Hymenochaete fuliginosa ハンガリーに分布する 子実体が背着生のことがある 本種と異なり子実体が基質に強く固着する 本種より剛毛が長い 本種と異なり菌糸が並行に配列しない Hymenochaete ulmicola ハンガリーに分布する 子実体の形態が類似している 本種と異なり通常コナラ属ではなくニレ属植物を宿主とする 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい (ハンガリー新産種) Hymenochaete ulmicola Corfixen & Parmasto 【よく似た種との区別】 Hymenochaete rubiginosa(エビウロコタケ) ハンガリーに分布する 子実体の形態が類似している 本種と異なりニレ属ではなく通常コナラ属植物を宿主とする 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい