2014年12月22日 (仮訳)南部アフリカ産の樹皮生Rinodina属菌 Mayrhofer, H., Obermayer, W. & Wetschnig, W., 2014. Corticolous species of the genus Rinodina (lichenized Ascomycetes, Physciaceae) in southern Africa. Herzogia. Available at: http://www.bioone.org/doi/full/10.13158/heia.27.1.2014.1 [Accessed December 22, 2014]. 【R3-01394】2014/12/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 南アフリカ産の4種の樹皮生Rinodina属地衣のタイプ標本を検討した。 各種の形質、分布、生息環境について議論し、R. boleanaをR. fictaのシノニムとした。 また、R. sophodesの南アフリカにおける分布は、収蔵標本によって裏付けられないため疑問とした。 (その他掲載種) Rinodina albocincta Zahlbr. 【よく似た種との区別】 Rinodina capensis 南アフリカに分布する 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり地衣体がK+で黄色から赤色に変色するのではなく黄色 本種と異なり子嚢胞子がTeichophila型ではなくPhyscia型 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含まない Rinodina stictica 地衣成分としてアトラノリンおよびノルスチクチン酸を含む 本種と異なり南アフリカではなく北米西部およびノルウェーに分布する 本種と異なり粉芽を形成する 本種と異なり子嚢胞子がTeichophila型ではなくPachysporariaI型 本種と異なり地衣成分としてゼオリンおよびスチクチン酸などを含む (その他掲載種) Rinodina australiensis Müll.Arg. 【よく似た種との区別】 Rinodina ficta 南アフリカに分布する 地衣体がK- 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子がTeichophila型ではなくPachysporariaII型 Rinodina sophodes 南アフリカに分布する 地衣体がK- 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子がTeichophila型ではなくMilvina型 (その他掲載種) Rinodina capensis Hampe 【よく似た種との区別】 Rinodina albocincta 南アフリカに分布する 地衣成分としてアトラノリンを含む 本種と異なり地衣体がK+で黄色ではなく黄色から赤色に変色する 本種と異なり子嚢胞子がPhyscia型ではなくTeichophila型 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む (その他掲載種) Rinodina ficta (Stizenb.) Zahlbr. ※R. boleanaを本種のシノニムとした。 【よく似た種との区別】 Rinodina sophodes 地衣体がK- 本種と異なり子嚢胞子が発達様式BのPachysporariaII型ではなく発達様式AのMilvina型 Rinodina australiensis 南アフリカに分布する 地衣体がK- 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子がPachysporariaII型ではなくTeichophila型