2015年4月26日 (仮訳)氷河の水およびリンゴ果実から分離された担子菌酵母の新種、Cryptococcus spencermartinsiae de García, V. et al., 2010. Cryptococcus spencermartinsiae sp. nov., a basidiomycetous yeast isolated from glacial waters and apple fruits. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. … Available at: http://ijs.sgmjournals.org/content/60/3/707.short [Accessed April 26, 2015]. 【R3-01770】2015/04/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パタゴニアにおいて氷河の水から、オランダにおいてリンゴ果実表面から、それぞれ分離された担子菌酵母の3菌株を検討し、それらが同種であることを示した。 ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析の結果および表現型から、本種をCryptococcus spencermartinsiaeとして新種記載した。 本新種はリパーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ産生能を有し、本来は陸上環境に生息する菌だと考えられた。 Frias meltwater river originating in the Frias glacier of Mount Tronador, Nahuel Huapi National Park, San Carlos de Bariloche, Río Negro, Argentina (新種) Cryptococcus spencermartinsiae de García, Brizzio, Boekhout, Theelen, Libkind & van Broock 語源…ポルトガルの酵母研究者、故Isabel Spencer-Martins博士に献名 【よく似た種との区別】 Tremella foliacea(ハナビラニカワタケ) ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tremella neofoliacea ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tremella mycophaga ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Tremella simplex ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cryptococcus skinneri ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cryptococcus fagi ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁(同じFoliaceaクラスターに含まれる) 本種と表現型プロファイルが大きく異なる ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される