2020年3月13日 (仮訳)アラビア湾において分離された担子菌酵母の新種、Cystobasidium halotolerans Fotedar, R. et al., 2019. Cystobasidium halotolerans sp. nov., a novel basidiomycetous yeast species isolated from the Arabian Gulf. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.003250 [Accessed March 13, 2020] 【R3-07129】2020/3/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カタールのアラビア湾において海水試料から分離された担子菌酵母の一種を検討し、Cystobasidium halotoleransとして新種記載した。 本種は5%および10%の塩化ナトリウム添加培地および30%のグルコース添加培地で生育可能であった。 本種は系統的にはC. slooffiaeなどに近縁であったが、炭素源および窒素源の資化能や37°Cで生育可能である点などが異なっていた。 Doha Bay, Qatar (新種) Cystobasidium halotolerans Fotedar, Boekhout, Fell, Kolecka 語源…耐塩性の 【よく似た種との区別】 Cystobasidium slooffiae ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-リボース、D-アラビノース、リビトール、コハク酸、エタノールを資化可能 本種と異なりD-ガラクトース、水溶性デンプン、ガラクチトール、メタノール、硝酸塩を資化不能 本種と異なり最大生長温度が37°Cではなく30°C ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystobasidium minutum ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-リボース、D-アラビノース、サリシン、コハク酸、エタノールを資化可能 本種と異なり水溶性デンプン、ガラクチトール、メタノール、硝酸塩を資化不能 本種と異なり37°Cで生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cystobasidium fimetarium ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりD-リボース、D-アラビノース、サリシン、リビトール、エタノールを資化可能 本種と異なりD-ガラクトース、L-ソルボース、メレジトース、水溶性デンプン、ガラクチトール、メタノール、硝酸塩を資化不能 本種と異なり最大生長温度が37°Cではなく30°C 本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能 ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される