(仮訳)中国北部においてCotinus coggygriaに潰瘍病を引き起こした新種Cytospora palm
Zhang, Q-T. et al. 2014. Cytospora palm sp. nov. (Diaporthales, Ascomycota), a canker agent on Cotinus coggygria (Anacardiaceae) in Northern China. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://sciencepress.mnhn.fr/sites/default/files/articles/pdf/cryptogamie-mycologie2014v35f3a1.pdf [Accessed October 28, 2024] 【R3-12199】2024/10/28投稿

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3行まとめ

中国北京市においてハグマノキの潰瘍病の原因として特定された菌をCytospora palmとして新種記載した。
本種は分生子果がサイトスポラ型で破出し円形、32°Cが生育適温であることなどで特徴づけられた。
接種試験により本種のハグマノキに対する病原性を確かめるとともに、tef1-αが本属菌の種同定と分子系統解析に有用なマーカーであることを示した。
中国北京市香山

(新種)

Cytospora palm Qing T. Zhang & X.Y. Zhang
語源…ヤシの(分生子果が集合した際の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Valsa myrtagena
分生子果の小室がロゼット状のサイトスポラ型である
本種より分生子果の嘴が短い
本種より分生子柄が短い
本種と異なり分生子柄が時に分枝するという特徴を欠く
本種より分生子が短い