2015年3月27日 (仮訳)特にヨーロッパにおけるスノキ属植物を宿主とするDiaporthe属菌 Lombard, L. et al., 2014. Diaporthe species associated with Vaccinium, with specific reference to Europe. Phytopathologia Mediterranea. …. Available at: http://www.fupress.net/index.php/pm/article/view/14034 [Accessed March 26, 2015]. 【R3-01678】2015/03/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 主にヨーロッパにおいてスノキ属植物から分離され、初めDiaporthe vacciniiと同定された菌を検討した。 形態およびβ-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析の結果から6種を認め、うち3種が未記載種と見なされた(2種は不稔)。 これら3種をD. asheicola、D. baccae、D. sterilisとして新種記載した。 Chile, near Gorbea (新種) Diaporthe asheicola L. Lombard & Crous 語源…Vaccinium asheiに生息する 【よく似た種との区別】 Diaporthe australafricana β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe cynaroidis β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とβ-チューブリンおよびITSの一塩基多型に基づき区別される Diaporthe viticola β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とβ-チューブリンおよびITSの一塩基多型に基づき区別される Italy, Sicily, Catania Province, Valverde (新種) Diaporthe baccae L. Lombard, G. Polizzi & Crous 語源…ベリーの(Vaccinium corymbosumから分離されたことから) 【よく似た種との区別】 Diaporthe chamaeropsis β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が短い 本種よりβ分生子のサイズが大きい β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe foeniculacea β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄が短い 本種よりβ分生子のサイズが大きい β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Italy, Sicily, Catania Province, Valverde (新種) Diaporthe sterilis L. Lombard, G. Polizzi & Crous 語源…不稔の 【よく似た種との区別】 Diaporthe amygdali β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とβ-チューブリン、カルモジュリン、ITSの一塩基多型に基づき区別される (ラトビア新産種) Diaporthe vaccinii Shear (その他掲載種) Diaporthe eres Nitschke ※Vaccinum corymbosum、V. myrtillus、V. vitis-ideaの3種を本種の新宿主として報告した。 【よく似た種との区別】 Diaporthe nobilis β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で近縁 β-チューブリン+カルモジュリン+EF1-α+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Diaporthe viticola Nitschke ※Vaccinum corymbosumおよびV. myrtillusをヨーロッパにおける本種の新宿主として報告した。