2015年8月31日 (仮訳)近縁種、Alternaria solaniおよびA. tomatophilaの分子/形態形質および病原力に基づく識別 Gannibal, PB. et al., 2014. Differentiation of the closely related species, Alternaria solani and A. tomatophila, by molecular and morphological features and aggressiveness. European Journal of Plant Pathology. … Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10658-014-0417-6 [Accessed August 31, 2015]. 【R3-02152】2015/08/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシアにおいてジャガイモとトマトに輪紋病を引き起こす病原菌を分離し、それぞれAlternaria solani、A. tomatophilaと同定した。 両種の識別が3遺伝子に基づく分子系統解析で支持されることを示し、gpdおよびカルモジュリン遺伝子の種特異的プライマーを設計した。 A. solani分離株がジャガイモとトマトの両方に同等の病原力を有していた一方、A. tomatophilaはトマトにのみ高い病原力を有していた。 (その他掲載種) Alternaria solani Sorauer 【よく似た種との区別】 Alternaria tomatophila ロシアに分布する ナス科植物を宿主とする コロニーの性状が区別できないほど類似している PCA培地で形成される分生子がV-4培地よりも長い V-4、Cz、YESの各培地での生長速度の範囲が重なる Alt a1+gpdおよびAlt a1+gpd+カルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が長い 本種より分生子の本体部のサイズが小さい 本種より分生子の嘴が長い 本種と異なりジャガイモとトマトの両方に同等の病原力を有するのではなくトマトのみに高い病原力を有する Alt a1+gpdおよびAlt a1+gpd+カルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Alternaria tomatophila E.G. Simmons 【よく似た種との区別】 Alternaria solani ロシアに分布する ナス科植物を宿主とする コロニーの性状が区別できないほど類似している PCA培地で形成される分生子がV-4培地よりも長い V-4、Cz、YESの各培地での生長速度の範囲が重なる Alt a1+gpdおよびAlt a1+gpd+カルモジュリンに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が短い 本種より分生子の本体部のサイズが大きい 本種より分生子の嘴が短い 本種と異なりジャガイモではなくトマトのみに高い病原力を有するのではなくジャガイモとトマトの両方に同等の病原力を有する Alt a1+gpdおよびAlt a1+gpd+カルモジュリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される