(仮訳)中国においてサンザシの葉に斑点病を生じた新種Diplocarpon mespilicola
Chen, H. et al. 2022. Diplocarpon mespilicola sp. nov. Associated with Entomosporium Leaf Spot on Hawthorn in China. Plant Disease. Available at: https://apsjournals.apsnet.org/doi/10.1094/PDIS-01-22-0097-RE [Accessed April 6, 2025] 【R3-12680】2025/4/6投稿

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3行まとめ

中国においてオオミサンザシに発生した葉の斑点病を検討し、病原菌をDiplocarpon mespilicolaとして新種記載した。
本種はD. mespiliとは分生子層の直径、分生子のサイズやコロニーの生長速度などが異なり、分子系統解析でも異なる系統を形成した。
本種の胞子発芽の適温は20.4°Cであり、発芽時間は4.9時間であり、温度と培養時間を基に応答曲面法でモデルを構築した。
中国河南省林州市石板岩鎮

(新種)

Diplocarpon mespilicola F. Qi & C. J. Li
語源…セイヨウカリン属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Diplocarpon mespili
同じサンザシ属植物を宿主とする
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国のみではなく世界中の温帯域に分布し、中米とアフリカ中部の熱帯域にまで分布が及んでいる
本種と異なりリンゴ、ナシ、カナメモチ、ビワなども宿主として知られている
本種より分生子層の直径が大きい
本種より分生子のサイズが僅かに小さい
本種よりコロニーの生長が速い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される