2024年8月29日 (仮訳)チベット南東部産大型菌類の多様性 (1):木材腐朽菌 Cui, Y-J. et al. 2024. Diversity of macrofungi in southeast Xizang 1. The wood-decay fungi. Mycology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/21501203.2024.2379476 [Accessed August 29, 2024] 【R3-12020】2024/8/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 2019年から2023年にかけてチベット南東部において木材腐朽菌の多様性調査を実施し、3綱15目57科558種を同定した。 倒木で最も多くの種が見つかり、大半は白色腐朽を引き起こし、主に被子植物の材に発生していたが、褐色腐朽菌も含まれた。 その中からススキの稈に発生したコウヤクタケ類の一種をEpithele miscanthiとして新種記載した。 中国チベット自治区ニンティ地区メトク県 メトク~解放橋の219号線 (新種) Epithele miscanthi Y.C. Dai, Y.J. Cui, Yuan Yuan 語源…ススキ属の 【よく似た種との区別】 Epithele nikau 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Epithele malaiensis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子が長い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Epithele bambuesina 本種と異なり担子胞子が楕円形 Epithele hydnoides 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形 Epithele reunions 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形 Epithele ryvardenii 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形 Epithele belizensis 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 Epithele fasciculata 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 Epithele interrupta 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 Epithele ovalispora 本種と異なり菌糸構成が2菌糸型 Epithele cylindricosterigmata 本種より担子器の幅が広い Epithele lutea 本種より担子器の幅が広い Epithele sulphurea 本種より担子器の幅が広い Epithele bambusae 本種と異なりハイファルペグを欠く