2015年2月10日 (仮訳)中欧産イッポンシメジ属菌の研究 (2):ドイツ産のイッポンシメジ属の新種および重要な種 Wölfel, G., Hampe, F. & Kleine, J., 2012. Entoloma-Forschung in Mitteleuropa II Neue und kritische Entoloma-Arten aus Deutschland. Zeitschrift für Mykologie. Available at: http://www.researchgate.net/profile/Felix_Hampe/publication/269401044_Entoloma_studies_in_Central_Europe_II__New_and_critical_Entoloma_species_described_from_Germany/links/5489b8590cf2d1800d7a9f86.pdf [Accessed February 9, 2015]. 【R3-01543】2015/02/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ドイツ産のイッポンシメジ属菌を検討し、Entoloma tortiliformeとして新種記載した。 本種は子実体が小型で明色、無色の毛に覆われ、担子胞子が(亜)等径、子実層シスチジアおよびクランプを欠き、柄シスチジアが偽頭状である点などで特徴づけられた。 また、近年記載され、スペインのみから知られていたE. griseorugulosumおよびE. terreumをドイツ新産種として報告した。 Germany, Saxony-Anhalt, Hohenwarthe, NSG ‘Taufwiesenberge’ (新種) Entoloma tortiliforme F. Hampe, Kleine & Wölfel 語源…Laccaria tortilisの形の(肉眼的形態の類似性から) 【よく似た種との区別】 Entoloma chelone 同じUndati節に含まれる ヨーロッパに分布する 子実体が小型 顕微鏡的形質が類似している 担子胞子が等径 本種と異なり子実体が明色ではなく暗褐色 本種と異なり襞の間隔が密 本種より柄の幅が広い 本種と異なり柄シスチジアを欠く 本種と異なりクランプを有する Entoloma iodiolens ヨーロッパに分布する 子実体が小型 担子胞子が等径 本種と異なり襞が直生~陥入ではなく顕著に垂生する 本種と異なり柄に光沢がある 本種と異なり子実体にヨードホルムの臭いがある 本種と異なり柄シスチジアを欠く Paraeccilia minutissima 本種と異なりドイツではなく米国に分布する 本種と異なり地上ではなく材に発生する 本種と子実体の色が異なる 本種と異なり傘表面が無毛ではなく繊維状~鱗片状 本種と異なり襞が直生~陥入ではなく垂生する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種と異なり担子胞子が等径~亜等径ではなく部分的に亜等径 Entoloma nanosordidum 肉眼的形態が類似している 子実体が小型 本種と異なりドイツではなくハワイに分布する 本種と異なり担子胞子が等径~亜等径ではなく異径 本種と異なり傘表皮が毛状被 本種と異なり柄シスチジアを欠く Entoloma fragilissimum 肉眼的形態が類似している 子実体が小型 本種と異なりドイツではなくハワイに分布する 本種と異なり担子胞子が等径~亜等径ではなく異径 本種と異なり傘表皮が毛状被 本種と異なり柄シスチジアを欠く Entoloma kipukae 肉眼的形態が類似している 子実体が小型 本種と異なりドイツではなくハワイに分布する 本種と異なり担子胞子が等径~亜等径ではなく異径 本種と異なり傘表皮が毛状被 本種と異なり柄シスチジアを欠く (ドイツ新産種) Entoloma griseorugulosum Noordel. & Fernández Sas. 【よく似た種との区別】 Entoloma myrmecophilum 肉眼的形態が類似している 本種と異なり傘の中央部が皺状でない 本種と異なり細胞内に色素を含む特徴を欠く (ドイツ新産種) Entoloma terreum Esteve-Rav. & Noordel.