2014年12月4日 (仮訳)菌核を伴う初のイッポンシメジ属菌、Entoloma sclerotiogenum Caballero, F. et al., 2012. Entoloma sclerotiogenum, primera especie del género Entoloma asociada a esclerocios. Errotari. Available at: http://www.researchgate.net/publication/237091226_Entoloma_sclerotiogenum_primera_especie_del_gnero_Entoloma_asociada_a_esclerocios [Accessed December 3, 2014]. 【R3-01339】2014/12/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペインにおいてヨーロッパダケカンバおよびヨーロッパアカマツに発生した材上生の種を検討し、Entoloma sclerotiogenumとして新種記載した。 本種は子実体基部および土壌中に菌核を形成する特異かつ興味深い性質を有し、この構造は冬の低温に対する耐久構造と考えられた。 本種はE. zuccherelliiおよびE. pluteisimilisと肉眼的・顕微鏡的形質が類似していたが、形態学的検討および分子系統解析で区別された。 España, Segovia, Riaza, cerca de la estación invernal de la Pinilla, Sierra de Ayllón, junto al arroyo de San Benito (新種) Entoloma sclerotiogenum F. Caball., Higelmo, Català & Vila 語源…菌核を生じる 【よく似た種との区別】 Entoloma zuccherellii 生息環境が類似している 子実体の肉眼的形態が類似している 子実体の色が類似している 顕微鏡的形質が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が青色・青紫色・帯褐紫色・褐色ではなく帯灰紫色または帯灰紫褐色 本種と異なり柄が青色・青紫色・帯褐紫色・帯褐色ではなく青色・青紫色・青色を帯びた灰褐色 本種と異なり菌核を形成しない 本種より担子器が短い 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮が幼時粘質表皮で成熟すると並列菌糸被になるのではなく並列菌糸被で時に中央部が毛状被 本種と異なり柄シスチジアを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Entoloma pluteisimilis 生息環境が類似している 子実体の肉眼的形態が類似している 子実体の色が類似している 顕微鏡的形質が類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズがやや大きい 本種と異なり傘が青色・青紫色・帯褐紫色・褐色ではなく褐色~帯灰褐色で生長段階にかかわらず青色や紫色を帯びることがない 本種と異なり柄が青色・青紫色・帯褐紫色・帯褐色ではなく褐色 本種より担子器のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮が幼時粘質表皮で成熟すると並列菌糸被になるのではなく並列菌糸被 本種と異なり柄シスチジアを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Entoloma lignicola 担子胞子がシアノフィリックである 本種と異なりスペインではなく米国に分布する 本種より子実体が丈がやや高い 本種と異なり若い子実体が類白色を帯び、成熟すると褐色を帯びる傾向がある