2024年5月30日 (仮訳)新属新種Eoscyphella luciurceolataが生物発光性菌類の新規系統としてサイフェロプシス科に光を当てる Silva-Filho, AGS. et al. 2023. Eoscyphella luciurceolata gen. and sp. nov. (Agaricomycetes) Shed Light on Cyphellopsidaceae with a New Lineage of Bioluminescent Fungi. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/10/1004 [Accessed May 30, 2024] 【R3-11746】2024/5/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、サンパウロ州で採集された発光きのこの一種を検討し、新属新種Eoscyphella luciurceolataとして記載した。 本種は子実体が小さな壺形で黄緑色の光を放つことなどで特徴づけられ、既知の発光きのことは異なる系統に属することが示された。 また、Merismodes filipendulaなど3種のMaireina属菌をMerismodes属に移す新組み合わせを提唱した。 Brazil, São Paulo state, Eldorado, approximately 500 m west of the entrance to the “Caverna do Diabo” (Devil’s Cave) State Park, but still in the buffered conservation area (新種) Eoscyphella luciurceolata Silva-Filho, Stevani & Menolli 語源…(属名)ギリシャ神話の夜明けの女神エオスにちなむ(子実体の発光性から。ローマ神話のルシファーとの同一性からタイプロカリティのデビルズケーブも連想される)+Cyphella属(またはフウリンタケ型)/(種小名)光る水差しの+(縮小辞)(托の形状から) 【よく似た種との区別】 Maireina spiralis 子実体がフウリンタケ型である “external hyphae”の先端が螺旋状である 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が楕円形 本種と異なり菌糸にクランプを有する Maireina afibulata 子実体がフウリンタケ型である 菌糸にクランプを欠く 本種より担子器のサイズが小さい 本種と異なり担子器が主に2胞子性で稀に4胞子性なのではなく4胞子性 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり”external hyphae”が螺旋状ではなく直線状 Maireina pseudochracea 子実体がフウリンタケ型である 菌糸にクランプを欠く 本種より担子器のサイズが小さい 本種と異なり担子器が主に2胞子性で稀に4胞子性なのではなく4胞子性 本種と異なり”external hyphae”が螺旋状ではなく直線状 France, Cantal. St-Santin-de-Maurs (新組み合わせ) Merismodes monacha (Speg.) Silva-Filho, Mombert & Menolli 旧名:Maireina monacha (Speg.) W.B. Cooke (基礎異名はCyphella monacha Speg) ※本種のエピタイプ標本を指定した。 (新組み合わせ) Merismodes filipendula (Læssøe) Silva-Filho & Menolli 旧名:Maireina filipendula Læssøe (新組み合わせ) Merismodes subsphaerospora (Mombert) Silva-Filho, Mombert & Menolli 旧名:Maireina subsphaerospora Mombert