2021年10月18日 (仮訳)日本においてアオキに発生したうどんこ病菌の新種、Erysiphe aucubae Siahaan, SAS. & Takamatsu, S. 2016. Erysiphe aucubae sp. nov., a new powdery mildew species on Aucuba japonica from Japan. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1340354016000206 [Accessed October 18, 2021] 【R3-08882】2021/10/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 滋賀県、三重県、および奈良県においてアオキに発生したうどんこ病菌の一種を検討し、Erysiphe aucubaeとして新種記載した。 本種のアナモルフはPseudoidium型で、有性世代は見出されなかった。 本種はE. Alphitoidesに系統的に近縁であったが異なるクレードを形成し、無性世代の分生子柄や分生子、発芽管の形態も異なっていた。 滋賀県米原市池下 三島池自然公園 (新種) Erysiphe aucubae S. Takam. & Siahaan 語源…アオキ属の 【よく似た種との区別】 Erysiphe alphitoides 分生子柄の脚細胞が直線状または時に屈曲する 分生子が単生する 分生子の発芽管末端が複雑に裂けた形の付着器になる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアオキではなくナラ類などを宿主とする 本種より分生子が顕著に短い 本種より分生子の長さ/幅比が小さい ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される