2015年12月13日 (仮訳)ハスのうどんこ病菌、Erysiphe takamatsui:40年後のテレオモルフの再発見、形態および系統 Meeboon, J. & Takamatsu, S., 2015. Erysiphe takamatsui, a powdery mildew of lotus: Rediscovery of teleomorph after 40 years, morphology and phylogeny. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354014000515 [Accessed December 12, 2015]. 【R3-02465】2015/12/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 新潟市のハス池において、ハスのうどんこ病菌、Erysiphe takamatsuiを40年ぶりに再発見した。 形態学的検討および分子系統解析の結果、愛知県、大阪府、および東京都で見出されたハスのうどんこ病菌が本種のアナモルフであることが示された。 本種は多犯性の3種とITS領域に5塩基程度の差異しか見られず、最近の宿主拡張の結果生じた種であることが示唆された。 (その他掲載種) Erysiphe takamatsui Y. Nomura 【よく似た種との区別】 Erysiphe aquilegiae ITSおよびnrLSUの塩基配列が同一の場合がある(ITS領域に基づく分子系統解析で同じサブグループ3に含まれる) 本種と異なりハス属ではなくセンニンソウ属、オダマキ属、キンポウゲ属、クサノオウ属、サラシナショウマ属、モクマオウ属、クロタネソウ属、ニチニチソウ属植物などを宿主とする Erysiphe macleayae ITS領域の塩基配列が同一の場合がある(ITS領域に基づく分子系統解析で同じサブグループ3に含まれる) 本種と異なりハス属ではなくタケニグサ属、クサノオウ属植物などを宿主とする Erysiphe catalpae ITS領域の塩基配列が同一の場合がある(ITS領域に基づく分子系統解析で同じサブグループ3に含まれる) 本種と異なりハス属ではなくキササゲ属植物などを宿主とする Erysiphe magnifica 同じハス属植物を宿主とする