2023年11月17日 (仮訳)中国南部において土壌から分離された黒色酵母の新種、Exophiala pseudooligosperma Yang, X-Q., Feng, M-Y. & Yu, Z-F. 2021. Exophiala pseudooligosperma sp. nov., a novel black yeast from soil in southern China. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://doi.org/10.1099/ijsem.0.005116 [Accessed November 17, 2023] 【R3-11162】2023/11/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省の土壌から分離された菌を検討し、Exophiala pseudooligospermaとして新種記載した。 本種は乾燥した不毛な環境のカルスト砂漠化した岩山において分離され、乾燥耐性を有することが示唆された。 本種は菌糸が数珠状で隔壁を有し、分生子形成細胞が末端生または節間生で気生菌糸と鋭角をなして生じることなどで特徴づけられた。 中国雲南省昭通市彝良県 (新種) Exophiala pseudooligosperma Z.F. Yu & X.Q. Yang 語源…偽のExophiala oligosperma 【よく似た種との区別】 Exophiala jeanselmei ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞が気生菌糸と鋭角をなして生じるのではなく直角に生じる 本種より分生子の幅が狭い 本種より分生子の形状が細長い ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Exophiala oligosperma 分生子形成細胞が気生菌糸と鋭角をなして生じる 分生子が類球形または倒卵状 ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子形成細胞が長い 本種ほど分生子形成細胞が膨大しない 本種より分生子が短い ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Exophiala spinifera 分生子形成細胞が気生菌糸と鋭角をなして生じる ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子形成細胞が長い 本種ほど分生子形成細胞が膨大しない ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Exophiala campbellii ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が楕円形 ITSおよびITS+nrLSU+nrSSU+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される