2018年7月25日 (仮訳)イタリア新産種、Rhizopogon rocabrunaeおよびR. pumilionum Zotti, M., Di Piazza, S. & Vizzini, A. 2010. First records of Rhizopogon rocabrunae and R. pumilionum (Boletales) from Italy. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000113/00000001/art00033 [Accessed July 24, 2018]. 【R3-05338】2018/7/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリア、リグーリア州からごく稀な種、Rhizopogon rocabrunaeをイタリア新産種として報告した。 また、この種と同定されていたロンバルディア州産の古い標本をR. pumilionumと再同定し、本種もイタリア新産種として報告した。 前者はモミ属、後者はマツ属の樹下に発生し、外皮がそれぞれ帯赤橙色、黄褐色であった。 (イタリア新産種) Rhizopogon rocabrunae M.P. Martín 【よく似た種との区別】 Rhizopogon pannosus スペインに分布する 本種と異なりモミ属ではなくマツ属植物などを宿主とする 本種より外皮表面が疣状でより不規則な小鱗片を伴う 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値平均が小さい 本種と異なり外皮表面の小鱗片が外皮と垂直に走る錯綜した菌糸からなる 本種ほど”trama plate”を構成する菌糸がゼラチン化しない 本種とアイソザイムのパターンが異なる(先行研究) 本種とRFLP分析で区別される(先行研究) (イタリア新産種) Rhizopogon pumilionum (Ade) Bataille 【よく似た種との区別】 Rhizopogon pannosus 同じマツ属植物を宿主とする 外皮表面の小鱗片の構造が同一 nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(先行研究) 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値平均が大きい nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究)