2020年5月10日 (仮訳)アフリカ新産のアジア産大型菌類 Daniëls, P. et al., 2015. First records of some Asian macromycetes in Africa. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2015/00000130/00000002/art00007 [Accessed May 10, 2020] 【R3-07304】2020/5/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ニジェール南西部において大型菌類の調査を実施し、5種を報告した。 そのうちClitopilus orientalisおよびTermitomyces bulborhizusはシロアリの巣に発生していた。 Volvariella cf. satheiと同定された菌はインド産の当該種と分子系統解析で同一クレードに含まれたが、差異も認められたため同種かどうかは確定しなかった。 (アフリカ、ニジェール新産種) Clitopilus orientalis T.J. Baroni & Watling 【よく似た種との区別】 Clitopilus apalus 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形 Clitopilus peri 本種と異なりシロアリの巣に生息しない 本種と異なり縁シスチジアを欠く (アフリカ、ニジェール新産種) Hymenagaricus subepipastus Heinem. & Little Flower 【よく似た種との区別】 Hymenagaricus viridulus 傘の直径の範囲が重なる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が卵状ではなく舟形 Hymenagaricus subaeruginosus 本種より傘の直径が大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が卵状ではなく舟形 Hymenagaricus epipastus アジアに分布する 担子胞子が卵状 本種より傘の直径が大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい (アフリカ、ニジェール新産種) Termitomyces bulborhizus T.Z. Wei, Y.J. Yao, B. Wang & Pegler 【よく似た種との区別】 Termitomyces eurrhizus 本種と異なり子実体が暗褐色でない 本種と異なり偽根が膨大しない Termitomyces umkowaan アフリカに分布する 本種と異なり柄表面が平滑 本種と異なり偽根が膨大しない Termitomyces subumkowaan アフリカに分布する 本種と異なり柄表面が平滑 本種と異なり偽根が膨大しない 本種と異なり担子器が(2–)4胞子性ではなく2胞子性 (アフリカ、ニジェール新産種) Tulostoma evanescens Long & S. Ahmad 【よく似た種との区別】 Tulostoma operculatum 本種と異なり子実体の口が繊毛状 本種より担子胞子のサイズが小さい Tulostoma brevistipitatum 本種と異なり柄基部につぼ状の構造を欠く 本種より担子胞子が僅かに長い Tulostoma fusipes 本種より柄が長い 本種と異なり担子胞子が卵状~楕円形ではなく球形 本種と異なり弾糸が有色 (アフリカ、ニジェール新産種) Volvariella cf. sathei Senthilasaru & S.K. Singh