(仮訳)インド新産種Caloboletus guanyui:ミゾラム州からの系統分類学的知見
Thachunglura, VL. et al. 2024. First report of Caloboletus guanyui (Boletaceae) in India: Taxonomic and phylogenetic insights from Mizoram. Plant Science Today. Available at: https://horizonepublishing.com/journals/index.php/PST/article/view/5046 [Accessed January 29, 2025] 【R3-12479】2025/1/29投稿

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3行まとめ

インド、ミゾラム州からインド新産種としてCaloboletus guanyuiを報告した。
本種との同定は分子系統解析により確かめられた。
本種は従来東アジアから知られており、Aporusa octandraCastanopsis tribuloidesSaurauia pundunaといった樹種との共生関係は初めて明らかになった。

(インド新産種)

Caloboletus guanyui N.K. Zeng, H. Chai & S. Jiang
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Caloboletus griseoflavus
中国に分布する
孔口のサイズの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり孔口が類円形ではなく類円形~角張る
本種より柄が短い
本種と異なり柄表面が淡赤色~帯赤褐色の小鱗片で密に覆われるという特徴を欠く
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Caloboletus taienus
傘のサイズの範囲が重なる
孔口が帯赤色
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が汚白色~淡褐色でない
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なり孔口が類円形ではなく角張る
本種より柄の幅が広い
本種より担子器の幅が広い
本種より担子胞子のサイズが小さい
Caloboletus xiangtoushanensis
中国に分布する
孔口が帯赤色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が汚白色~淡褐色でない
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なり孔口が類円形ではなく角張る
本種より柄が短い
本種より担子器の幅が広い
本種より担子胞子の幅が広い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neoboletus infuscatus
形態形質の一部が類似している
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘のサイズが大きい
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なり孔口が類円形ではなく角張る
本種より柄のサイズが大きい
本種と異なり柄表面が淡赤色~帯赤褐色の小鱗片で密に覆われるという特徴を欠く
本種と異なり柄肉が傷つくと変色しないのではなく変色する
本種と異なり肉が白色でない
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子が短い
本種と異なり傘表皮に”pruina layer”を有する
本種と異なり柄表皮に”pruina layer”を有する