2019年1月20日 (仮訳)スイス新産のロウソクゴケ属およびロウソクゴケモドキ属地衣5種 Westberg, M. & Clerc, P. 2012. Five species of Candelaria and Candelariella (Ascomycota, Candelariales) new to Switzerland. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/1185/ [Accessed January 20, 2019] 【R3-05875】2019/1/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スイス新産種としてロウソクゴケ属およびロウソクゴケモドキ属の計5種を報告した。 また、Candelariella antennariaをオーストリア新産種としても報告した。 その他にスイスにおける既知種についても生態、地理的分布などの情報を掲載した。 (スイス新産種) Candelaria pacifica Westberg 【よく似た種との区別】 Candelaria concolor(ロウソクゴケ) スイスに分布する 本種と異なり裂片下面がクモの巣状という特徴を欠く 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく多胞子性 (その他掲載種) Candelariella aggregata M. Westberg 【よく似た種との区別】 Candelariella aurella 果殻が顕著な柄を形成しない 果殻が異形菌糸組織からなる 果殻の細胞が薄壁 (スイス、オーストリア新産種) Candelariella antennaria Räsänen 【よく似た種との区別】 Candelariella viae-lacteae スイスに分布する 形態的に類似している(スイス産の標本が従来この種に同定されていた) 地衣体が灰色 本種と異なり地衣体が散在する小区画からなり、顕著な小粒状には決してならないのではなく一様な球形の小粒からなる (スイス新産種) Candelariella boleana Etayo, Palice & T. Sprib. 【よく似た種との区別】 Candelariella xanthostigma 本種と異なり子嚢胞子が球形ではなく楕円形 (その他掲載種) Candelariella efflorescens R.C. Harris & W.R. Buck 【よく似た種との区別】 Candelariella xanthostigmoides スイスに分布する 形態的に識別不能なほど類似している(不稔の場合) 本種と異なり子嚢が約30胞子性ではなく8胞子性 (スイス新産種) Candelariella granuliformis M. Westberg 【よく似た種との区別】 Candelariella xanthostigma 本種と異なり地上生ではなく樹皮生である 本種と異なり地衣体の小区画が”disintegrating”である Candelariella aggregata 地上生地衣である 本種と異なり子嚢が多胞子性ではなく8胞子性 Candelariella vitellina(ロウソクゴケモドキ) 地上生地衣である 本種より地衣体のサイズがずっと大きい 本種と異なり地衣体が小粒状ではなく小区画状~小鱗片状 (その他掲載種) Candelariella subdeflexa (Nyl.) Lettau (その他掲載種) Candelariella viae-lacteae G. Thor & V. Wirth 【よく似た種との区別】 Candelariella antennaria スイスに分布する 形態的に類似している(スイス産の標本が従来本種に同定されていた) 地衣体が灰色 本種と異なり地衣体が一様な球形の小粒からなるのではなく散在する小区画からなり、顕著な小粒状には決してならない (ヨーロッパ、中欧、スイス新産種) Candelariella xanthostigmoides (Müll. Arg.) R.W. Rogers 【よく似た種との区別】 Candelariella reflexa 粉芽を形成する 子嚢が8胞子性 本種と形態的に異なる Candelariella efflorescens スイスに分布する 形態的に識別不能なほど類似している(不稔の場合) 本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく約30胞子性