2013年12月26日 (仮訳)複数遺伝子座を用いた系統解析に基づき記載された南米産の新種Fomitiporia neotropica Santana, M. de C. & Amalfi, M., 2013. Fomitiporia neotropica, a new species from South America evidenced by multilocus phylogenetic analyses. Mycological …. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-013-0943-1 [Accessed December 26, 2013]. 【R3-00194】2013/12/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチン・ブラジル・仏領ギアナで採集された、背着生の子実体を形成する菌をFomitiporia neotropicaとして新種記載した。 4遺伝子を用いた分子系統解析の結果、本種はFomitiporia langloisiiのクレードに含まれたが、他の種とは明瞭に区別された。 タバコウロコタケ科菌類の分類形質としては剛毛の有無が一般的に重視されているが、本種には剛毛を持つものと持たないものが見られた。 Jujuy province, Parque Nacional Calilegua, sendero La Junta (新種) Fomitiporia neotropica Campos-Santana, Amalfi, R.M. Silveira, Robledo et Decock 語源…新熱帯の 【よく似た種との区別】 Fomitiporia langloisii 子実体が背着生 担子胞子のサイズが類似している ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で近縁 本種と異なり米国南東部からメキシコ北東部にかけて分布し、本種と分布域が重ならないと見られる 子実層面が本種よりずっと淡色のコルク色~蜜色 本種と異なり若い子実体が微かに桃色を帯びることがある ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で明瞭に区別される Fomitiporia maxonii 南米に分布し、本種と分布域が重なる 生木の幹や幹に付着したままの枯れ枝、落枝などに発生する 形態的に非常に類似している(本種の剛毛を持たない標本との区別は困難) ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で近縁 本種と異なり剛毛を持つことがない(ただし、本種も剛毛を持たないことが多い) 本種と異なり孔壁の菌糸が凝集する 本種と異なり孔壁の菌糸が帯灰色の結晶に覆われることがない ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で明瞭に区別される Fomitiporia dryophila ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で近縁 本種と異なり米国南東部からメキシコ北東部にかけて分布し、本種と分布域が重ならないと見られる 本種と異なり子実体がクッション形~偽傘形 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で明瞭に区別される Fomitiporia sonorae 子実体が背着生 ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で近縁 本種と異なり米国南部からメキシコにかけて分布する 本種より乾燥した半砂漠地域に分布する 本種と異なりハウチワノキでの発生が報告されている 本種より孔口のサイズが大きい 本種より剛毛が長い ITS、LSU、tef1、rpb2を用いた分子系統解析で明瞭に区別される Fomitiporia punctata(チャアナタケモドキ) 本種と異なり北半球温帯に分布する 本種と異なり子実体がクッション形 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい 本種と異なる系統に含まれる