2026年5月4日 (仮訳)タスマニア産のテオトレマ型モジゴケ科地衣類に関するさらなる知見と追加情報、および6新種の記載 Kantvilas, G. 2025. Further notes on and additions to the thelotremoid Graphidaceae (lichenised fungi) in Tasmania, with the description of six new species. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.715.2.1 [Accessed May 4, 2026] 【R3-13863】2026/5/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タスマニア産標本を中心に検討し、Diploschistes属1種、Thelotrema属3種、Topeliopsis属2種の計6新種を記載した。 新種のうち地衣上生のD. infestansはStereocaulon属地衣を宿主とし、ニュージーランドおよびマッコーリー島からも記録された。 また、Catillaria stereocaularumをオーストララシア新産種として報告したほか、1種をシノニムとし、タスマニアおよび南オーストラリア州産Thelotrema属、Topeliopsis属の検索表を掲載した。 Australia, Tasmania, Mt Rufus, Gingerbread Track (新種) Diploschistes infestans Kantvilas 語源…攻撃する(地衣生の性質から) 【よく似た種との区別】 Diploschistes muscorum(ヤドリキッコウゴケ) 同じStereocaulon属地衣を宿主とすることがある 本種と異なり主にCladonia属地衣を宿主とする 本種と異なり地衣体が最終的に広がる 本種と異なり子器が突出する 本種と子器の直径が異なる 本種と異なり子器が盤を広く露出する 本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい 本種と異なり子嚢胞子がしばしば遠位端に向かって先細りになる Diploschistes bartlettii 地衣上生である 本種と異なり主にCladonia属地衣を宿主とする 本種と異なり地衣体が最終的に広がる 本種と異なり子器が突出する 本種と子器の直径が異なる 本種と異なり子器が盤を広く露出する 本種より子嚢胞子のサイズがかなり小さい 本種と異なり子嚢胞子がしばしば遠位端に向かって先細りになる Australia, Tasmania, Seagers Lookout (新種) Thelotrema oleariae Kantvilas 語源…Olearia属の 【よく似た種との区別】 Thelotrema suecicum 子器が”lepadinoid”である 子器の幅が類似している 本種と顕微鏡的形態が異なる Thelotrema pachysporum 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢胞子が同程度に弱アミロイドである 本種と異なり熱帯に分布する 本種と異なり子嚢胞子に縦隔壁が稀にしか発達しない 本種と異なり子器が目立たない 本種と異なり子器が永存的に埋生する Thelotrema lepadodes 子嚢胞子が褐色 子嚢胞子が石垣状 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が豊富で縦隔壁が最大5本に達する Thelotrema pinicola オーストラリアに分布する 高山帯〜亜高山帯の生息地に産する 本種と異なりOlearia pinifoliaではなくAthrotaxis属に生じる 本種より子器のサイズが僅かに大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が帯灰褐色〜褐色でない 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が疎らでない Thelotrema subdefectum オーストラリアに分布する 亜高山帯の森林に生息する 同じOlearia pinifoliaに生じる 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり子嚢胞子が帯灰褐色ではなく無色 本種と異なり子嚢胞子が疎らな石垣状~類石垣状ではなく石垣状である Australia, Tasmania, Twisted Tarn (新種) Thelotrema pinicola Kantvilas 語源…Athrotaxis属(ペンシルパイン、キングビリーパイン)に生息する 【よく似た種との区別】 Thelotrema subdefectum オーストラリアに分布する 高山帯〜亜高山帯に生息する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なりAthrotaxis属ではなくOlearia pinifoliaに生じる 本種より子器のサイズが僅かに小さい 本種と異なり子嚢胞子が帯灰褐色〜褐色ではなく無色である 本種より子嚢胞子のサイズが小さい Thelotrema oleariae オーストラリアに分布する 高山帯〜亜高山帯の生息地に産する 本種と異なりAthrotaxis属ではなくOlearia pinifoliaに生じる 本種より子器のサイズが僅かに小さい 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が帯灰褐色〜褐色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁が疎らである Thelotrema lepadodes オーストラリアに分布する 子嚢が8胞子性 子嚢胞子が大型 子嚢胞子が灰色~褐色 子嚢胞子が豊富な隔壁を持つ石垣状 子嚢胞子が非アミロイド 本種と異なり汎熱帯分布である 本種と異なり子嚢が2–8胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい Thelotrema saxatile 本種と異なり子器が”apothecioid”である 本種と異なり子嚢が1–2胞子性 Thelotrema monosporum 本種と異なり熱帯のみに分布する 本種より子器のサイズが顕著に小さい 本種と異なり子嚢が1–4胞子性 Australia, Tasmania, Lake Nicholls, slope north of hut (新種) Thelotrema subdefectum Kantvilas 語源…Thelotrema defectum類似の 【よく似た種との区別】 Thelotrema pinicola オーストラリアに分布する 高山帯〜亜高山帯に生息する 子嚢胞子が石垣状 本種と異なりOlearia pinifoliaではなくAthrotaxis属に生じる 本種より子器のサイズが僅かに大きい 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく帯灰褐色〜褐色である 本種より子嚢胞子のサイズが大きい Thelotrema lepadinum(フジゴケ) 本種と異なり子嚢が4–8胞子性 本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい 本種と異なり子嚢胞子が非アミロイドである 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が最大で横20、縦5に達する Thelotrema defectum 子嚢胞子のサイズが類似している 本種と異なりオーストラリアではなく北米などに分布する 本種と異なり子器が永存的にかなり埋生する 本種と異なり地衣体縁部が亀裂状でクロオジスコイド状に脱落する 本種と異なり子嚢胞子の横隔壁数が9–13 Thelotrema subadjectum オーストラリアに分布する 子嚢胞子のサイズが類似する 子嚢胞子が僅かにアミロイドである 本種と異なり子器がいくぶん永存的に埋生する 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり地衣体縁部が全縁ではなく裂ける Thelotrema oleariae オーストラリアに分布する 亜高山帯の森林に生息する 同じOlearia pinifoliaに生じる 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく帯灰褐色 本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく疎らな石垣状~類石垣状である Australia, Tasmania, saddle c. 600 m E of Turrana Heights (新種) Topeliopsis obscura Kantvilas 語源…目立たない 【よく似た種との区別】 Topeliopsis fatiscens 同じAthrotaxis cupressoidesに生じる 樹皮生地衣である 形態的にほぼ同一である 共生藻がスミレモ属である 子嚢胞子が大型 子嚢胞子が無色 本種と異なり子嚢が通常2胞子性 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみではなく石垣状である 本種と異なり子嚢胞子がアミロイドである 本種と異なり地衣成分としてサラジン酸を含む Topeliopsis kantvilasii 同じAthrotaxis cupressoidesに生じる 樹皮生地衣である 形態的にほぼ同一である 共生藻がスミレモ属である 子嚢が8胞子性 子嚢胞子に横隔壁のみを有する 子嚢胞子が非アミロイド 地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり子嚢胞子が大型ではなく小型 本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく帯灰褐色である Xerotrema megalosporum 子嚢胞子が大型である 子嚢胞子が無色である 子嚢胞子が非アミロイド 本種と異なり地衣化が疑わしい 本種と異なり子嚢が単胞子性 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみではなく石垣状である 本種と異なり地衣成分を含まない Topeliopsis patagonica 子嚢胞子のサイズが類似している 子嚢が8胞子性 本種と異なり子器が基質に表在する 本種と異なり子器がいくぶん球形 本種と異なり子嚢胞子がアミロイドである Topeliopsis guaiquinimae 地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみではなく石垣状である Topeliopsis novaezelandiae 地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみではなく石垣状である Topeliopsis juniperina 地衣成分としてスチクチン酸を含む 本種と異なり子嚢胞子が横隔壁のみではなく石垣状である Australia, Tasmania, Cape Pillar (新種) Topeliopsis scopulana Kantvilas 語源…崖の 【よく似た種との区別】 Topeliopsis azorica 本種と異なり沿岸の崖縁ではなく湿潤な山地や温帯生息地などに産する 本種と異なり子器が目立つ 本種と異なり子器が突出する 本種と異なり子器が類球形 (その他掲載種) Thelotrema bicavatum Nyl. (オーストララシア新産種) Catillaria stereocaulorum (Th. Fr.) H. Olivier