2014年1月8日 (仮訳)イスラエルとカリフォルニアにおいて侵略的なEuwallacea属の養菌性キクイムシの共生菌、新種Fusarium euwallaceae Freeman, S., Sharon, M. & Maymon, M., 2013. Fusarium euwallaceae sp. nov. – a symbiotic fungus of Euwallacea sp., an invasive ambrosia beetle in Israel and California. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/6/1595.short [Accessed January 7, 2014]. 【R3-00247】2014/01/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イスラエルとカリフォルニアでアボカドに多大な被害をもたらしているEuwallacea属のキクイムシの共生菌を、Fusarium euwallaceaeとして新種記載した。 複数遺伝子を用いた分子系統解析の結果、本種はFusarium ambrosiumと明瞭に区別された。 両種の表現型の差異としては、大分生子の着色の有無または頻度のみが確認された。 Kibbutz Glil Yam, central coastal region, Israel (新種) Fusarium euwallaceae S. Freeman, Z. Mendel, T. Aoki et O’Donnell 語源…Euwallacea属の 【よく似た種との区別】 Fusarium ambrosium 同じEuwallacea属の養菌性キクイムシの共生菌である 形態的に類似している スポロドキアで形成される分生子が鎌形~長棍棒形で、隔壁を持ち上半分が膨大する 気生菌糸で形成される分生子が卵形~楕円形で無隔壁 ITS+D1/D2、EF1-α、RPB1、RPB2およびそれら全ての結合配列に基づく分子系統解析でいずれも近縁 本種と異なり青色~帯褐色に色づく大分生子を形成しないか稀にしか形成しない(両種を明瞭に区別できる唯一の表現型) ITS+D1/D2、EF1-α、RPB1、RPB2およびそれら全ての結合配列に基づく分子系統解析でいずれも明瞭に区別される AP-PCRのバンドパターンにより判別可能