2021年10月3日 (仮訳)グリーンランドおよびスヴァールバルの氷河に産した宿主未知の担子菌類:酵母の新種Camptobasidium arcticumおよび二型性の新属新種Psychromyces glacialis Perini, L. et al., 2021. Greenland and Svalbard glaciers host unknown basidiomycetes: the yeast Camptobasidium arcticum sp. nov. and the dimorphic Psychromyces glacialis gen. and sp. nov. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.004655 [Accessed October 3, 2021] 【R3-08836】2021/10/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ グリーンランドの氷床から分離された酵母の一種を検討し、Camptobasidium arcticumとして新種記載した。 また、グリーンランドおよびスヴァールバル諸島の氷河から分離された二型性菌を新属新種Psychromyces glacialisとして記載した。 後者のリボソーム配列が無効学名「Rhodotorula svalbardensis」と同一であることを示した。 Greenland, Greenland Ice Sheet, 60 km east of Kangerlussuaq (新種) Camptobasidium arcticum Perini & Zalar 語源…北極の 【よく似た種との区別】 Camptobasidium hydrophilum ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり菌寄生菌とされている 本種と異なり酵母態でない 本種と異なり有性世代が知られている 本種と異なりL-アラビノース、D-アラビノース、メチル-α-D-グルコシドを資化可能 本種と異なりトレハロースを資化不能 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Camptobasidium gelus グリーンランドに分布する 氷試料から分離される ITS+nrLSUおよびnrSSU+nrLSU+5.8S+TEF+CYTB+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスヴァールバル諸島における分布が知られている 本種とコロニーのサイズが異なる 本種とコロニーの色が異なる 本種とコロニーの形態が異なる 本種と酵母細胞のサイズが異なる ITS+nrLSUおよびnrSSU+nrLSU+5.8S+TEF+CYTB+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Vestre Brøggerbreen glacier, Svalbard, Norway (新種) Psychromyces glacialis Perini & Zalar 語源…(属名)冷温の菌/(種小名)凍った