目の前に広がる隠れた多様性:カモフラージュ地衣類における地衣形成菌類の隠蔽種の境界決定および記載
Leavitt, SD. et al. 2016. Hidden diversity before our eyes: Delimiting and describing cryptic lichen-forming fungal species in camouflage lichens (Parmeliaceae, Ascomycota). Fungal Biology. Available at: https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1878614616300630 [Accessed December 12, 2025]
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3行まとめ
- ウメノキゴケ科地衣の3属について、多遺伝子座系統解析とBPPによる多種合体モデル解析を用いて検証した。
- Melanelixia属3新種、Melanohalea属6新種、Montanelia属2新種の計11新種を記載し、2新組み合わせを提唱した。
- ITSバーコードマーカーの固定した塩基位置の差異を隠蔽種の診断形質として使用し、BPPの種分化確率を種の独立性の証拠として採用した。
掲載種 (15)
NEW(新種)
Melanelixia ahtii
語源…Teuvo Ahti博士に献名
USA, Washington, Klickitat Co., north side of Columbia River Gorge, in mixed oak-ponderosa forest, along Courtney Road, 3.5 km east of Bingen 45.70000, -121.40760地図で開く ↗
比較 (2)
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米西部に分布しない
本種ほど裂片の毛が疎でない
本種と異なり裂片の毛が一部の裂片で完全に欠如するという特徴を欠く
本種より皮層毛のサイズが大きい
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
皮層毛が疎
皮層毛が細く短い
皮層毛が無色
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanelixia hawksworthii
語源…David Leslie Hawksworth教授に献名
United Kingdom, Scotland, West Ross, Loch Carron, Glen Attadale, on the north side of River Attadale, opposite of Home Farm 57.39240, -5.45470地図で開く ↗
比較 (1)
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanelixia robertsoniorum
語源…故Judith & Ronald Robertson夫妻に献名
USA, California, Napa Co., Booth Napa State Park 38.54917, -122.54250地図で開く ↗
比較 (1)
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米西部のみに分布するという特徴を欠く
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanohalea austroamericana
語源…南米の
Chile, VII Region, Parque Nacional de Laja. Cerca del control aduanero -37.39806, -71.43944地図で開く ↗
比較 (1)
南米に分布する
形態的に類似している
裂芽を有する
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり粉芽を地衣体上面に欠く
本種と異なり裂芽が粉芽塊の縁から発達するという特徴を欠く
本種と異なり裂芽が薄いという特徴を欠く
本種と異なり裂芽が円筒形でない
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanohalea beringiana
語源…ベーリングの
USA, Alaska, Interior Alaska, vicinity of the Richardson Highway (Hwy. 4), ca. 24 km north of Paxon, and ca. 0.66 km along entry road to Fielding Lake Recreation Site 63.20240, -145.62280地図で開く ↗
比較 (3)
形態的に類似している(識別不能)
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国ではなく中国に分布する
本種と異なり子器を通常生じる
本種と異なり栄養生殖の散布体を通常生じる
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国ではなく中国に分布する
本種と異なり子器を通常生じる
本種と異なり栄養生殖の散布体を通常生じる
本種と異なり皮層毛を有する
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanohalea clari
語源…Larry St. Clair博士に献名
USA, Colorado, Garfield Co., White River National Forest, at the Hadley Gulch trailhead (USFS Trail No. 1840), along Cline Top Road 39.67820, -107.57200地図で開く ↗
NEW(新種)
Melanohalea columbiana
語源…コロンビアの
USA, Washington, Whitman Co., Rock Creek drainage in the Palouse Tract of the Channeled Scablands, in the Rock Creek/Escure Ranch recreation area. Specimens collected in riparian habitat in vicinity of Towell Falls on Rock Creek 46.98260, -117.92920地図で開く ↗
比較 (1)
北米西部からのみ知られる
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanohalea davidii
語源…David Leslie Hawksworth教授に献名
Spain, Cadiz, Sierra de Grazalema 36.75127, -5.38160地図で開く ↗
比較 (1)
形態的に最も類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Melanohalea tahltan
語源…カナダ、ブリティッシュコロンビア州の先住民のTahltan族にちなむ
Canada, British Columbia, along the Cassiar Highway (Hwy. 37), ca. 18 km south of Kinaskan Lake 57.38010, -130.24620地図で開く ↗
比較 (1)
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Montanelia occultipanniformis
語源…隠れたMontanelia panniformis
Russia, Khabarovskiy Krai, Bureinskiy Zapovednik, upper reach of the Pravaya Bureya River, Tsarskaya Doroga 52.16010, 134.32830地図で開く ↗
比較 (1)
形態的に類似している(伝統的にこの種の変異範囲とみなされてきた)
地衣成分としてペルラトリン酸および”stenosporic acid”を生じる
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり小裂片の幅が非常に狭いという特徴を欠く
本種と異なり小裂片の形状が細長く規則的でない
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Montanelia secwepemc
語源…カナダ、ブリティッシュコロンビア州の先住民のSecwepemc族にちなむ
Canada, British Columbia, along the Trans-Canada Highway (High. 16), ca. 10 km west of Fort Fraser 54.05760, -124.69640地図で開く ↗
比較 (1)
北米に分布する
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり粉芽塊を欠くのではなく有する
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Melanelixia epilosa
旧名:Parmelia glabra var. epilosa J. Steiner
比較 (1)
同所的に分布する(スペイン)
形態的に類似している
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Melanohalea mexicana
比較 (1)
北米に分布する
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコなどではなく米国に分布する
本種と異なり裂芽を生じない
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Melanohalea olivaceoides↗
※本種のエピタイプ標本を指定した。
USA, Alaska, Eastern Alaska, ca. 32 km west of Tok along the Alaska Highway (Hwy 2) in the Cathedral Creeks area, near Cathedral Rapids 63.38590, -143.73760地図で開く ↗
比較 (3)
粉芽が裂芽状~顆粒状
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり偽盃点を生じる
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり裂芽が円筒形
本種と異なり偽盃点を通常欠くが一部の裂片に疎らに生じることがある
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
形態的に類似している(識別不能)
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
ITS+IGS+nrLSU+MCM7+RPB1+RPB2+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
COMB(新組み合わせ)
Montanelia saximontana
旧名:Parmelia saximontana R. Anderson & W. Weber