2024年11月23日 (仮訳)Cercospora apiiとC. beticolaの宿主範囲、およびセロリを宿主とする新種C. apiicolaの記載 Groenewald, M. et al. 2006. Host range of Cercospora apii and C. beticola and description of C. apiicola, a novel species from celery. Mycologia. Available at: https://core.ac.uk/reader/29273001?utm_source=linkout [Accessed November 23, 2024] 【R3-12277】2024/11/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベネズエラ、韓国、ギリシャにおいてセロリに発生した菌を検討し、Cercospora apiicolaとして新種記載した。 また、C. apiiとC. beticolaについて宿主範囲を明確化し、前者に4属、後者に5属の新宿主を追加した。 また、形態形質、宿主特異性、地理的分布だけでは種を同定できないことを指摘し、複数遺伝子に基づく分子系統解析により識別可能であることを示した。 Venezuela, La Guanota, Caripe, Edo. Monagas (新種) Cercospora apiicola M. Groenewald, Crous & U. Braun 語源…オランダミツバ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cercospora apii 同じセロリを宿主とする 形態的に類似している(形態形質、宿主特異性、地理的分布のみでは識別困難) ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセロリ以外の宿主からも知られている 本種より分生子柄の幅が比較的長い 本種と異なり分生子が倒棍棒形~円筒形でない 本種と異なり分生子の隔壁数が1-6でない ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cercospora beticola 同じセロリを宿主とする 形態的に類似している(形態形質、宿主特異性、地理的分布のみでは識別困難) ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセロリ以外の宿主からも知られている 本種より分生子柄の幅が比較的長い 本種と異なり分生子が倒棍棒形~円筒形でない 本種と異なり分生子の隔壁数が1-6でない ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cercospora apii Fresenius 【よく似た種との区別】 Cercospora apiicola 同じセロリを宿主とする 形態的に類似している(形態形質、宿主特異性、地理的分布のみでは識別困難) ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセロリ以外の宿主からも知られている 本種より分生子柄の幅が比較的短い 本種と異なり分生子が倒棍棒形~円筒形である 本種と異なり分生子の隔壁数が1-6である ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Cercospora beticola Saccardo 【よく似た種との区別】 Cercospora apiicola 同じセロリを宿主とする 形態的に類似している(形態形質、宿主特異性、地理的分布のみでは識別困難) ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセロリ以外の宿主からも知られている 本種より分生子柄の幅が比較的短い 本種と異なり分生子が倒棍棒形~円筒形である 本種と異なり分生子の隔壁数が1-6である ITS+EF+ACT+CALおよびヒストンH3に基づく分子系統解析で明瞭に区別される