(仮訳)Hueidea属:従来のHuea属を含む属
Søchting, U. et al. 2024. Hueidea – a genus to host former Huea species (Teloschistaceae, lichenized Ascomycota). Opuscula Philolichenum. Available at: https://www.friscris.be/files/7495692/S_chting_et_al_Hueidea_Opuscula_Philolichenum.pdf [Accessed October 25, 2024] 【R3-12191】2024/10/25投稿

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3行まとめ

分子系統解析の結果からHuea属を棄却し、全種をHueidea属とするとともに、本属がフスキデア科ではなくテロシステス科に含まれることを明らかにした。
ケルグレン諸島で採集された種をHuei. austroaquaticaとして新種記載した。
本属の種がcinereorufa-green色素を有し、1種を除いてアントラキノンを欠くことなどを示した。
Kerguelen Islands, Port-Jeanne d’Arc

(新種)

Hueidea austroaquatica Ertz & Søchting
語源…南の水生の(南半球に分布することと半水生の生息環境から)
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【よく似た種との区別】
Hueidea australiensis
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子器が地衣体に埋生しないのではなく埋生する
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Hueidea australiensis Kantvilas & P.M. McCarthy
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【よく似た種との区別】
Hueidea austroaquatica
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子器が地衣体に埋生するのではなく埋生しない
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Hueidea cerussata (Hue) Søchting & Arup
旧名:Lecidea cerussata Hue
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【よく似た種との区別】
Hueidea coeruleofrigida
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣成分としてアントラキノン類を含む
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Hueidea sorediata
本種と異なり粉芽を欠くのではなく有する

(新組み合わせ)

Hueidea coeruleofrigida (Søchting & Seppelt) Søchting & Arup
旧名:Caloplaca coeruleofrigida Søchting & Seppelt
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【よく似た種との区別】
Hueidea cerussata
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣成分としてアントラキノン類を含まない
ITS+nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Hueidea grisea (Vain.) Søchting & Arup
旧名:Pertusaria grisea Vain.
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(新組み合わせ)

Hueidea sorediata (Øvst.) Søchting
旧名:Huea sorediata Øvst. in Øvstedal & Lewis Smith
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【よく似た種との区別】
Hueidea cerussata
本種と異なり粉芽を有するのではなく欠く