2022年10月16日 (仮訳)メキシコ産の新種、Hydnobolites oaxacanus La Fuente, JI. et al., 2022. Hydnobolites oaxacanus (Pezizales, Ascomycota), a new species from Mexico. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.559.1.8 [Accessed October 16, 2022] 【R3-09970】2022/10/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、オアハカ州で採集された地下生菌の一種を検討し、Hydnobolites oaxacanusとして新種記載した。 本種は子嚢果が類白色で橙色の斑点をあらわし、グレバが灰色、子嚢が4胞子性、子嚢胞子が大型であることなどで特徴づけられた。 本種はおそらくQuercus castaneaと関係を持っているとみられた。 Mexico, Oaxaca, Nochixtlán municipality, road to Apoala (新種) Hydnobolites oaxacanus de la Fuente & J. García 語源…オアハカの 【よく似た種との区別】 Hydnobolites javanicus 本種と異なり子嚢が4胞子性でない 本種と子嚢胞子のサイズが異なる Hydnobolites baodingensis 本種と異なりコナラ属ではなくトウモロコシ属、カキノキ属、エノコログサ属植物などと関係を持つ 本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく8胞子性 本種より子嚢胞子が短い Hydnobolites caniculatus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなく中国などに分布する 本種と異なりグレバが中実ではなく折り畳み状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hydnobolites roseus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなく中国などに分布する 本種と異なり外皮が類白色ではなく帯桃色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hydnobolites shianxiensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなく中国などに分布する 本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく8胞子性 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hydnobolites yunnaensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりメキシコではなくアジアなどに分布する 本種と異なり子嚢が4胞子性ではなく8胞子性 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hydnobolites californicus 北米に分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種より子嚢胞子表面の”alveoli”のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hydnobolites cerebriformis アメリカ大陸に分布する 子嚢果が類白色 子嚢果が触れると橙色に変色する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイギリスにおける分布が知られている 本種と子嚢胞子のサイズが異なる 本種と子嚢胞子の装飾が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される