2022年7月25日 (仮訳)タイ北部において葉の斑点病を引き起こすParamyrothecium属菌の同定および病原性 Withee, P. et al., 2022. Identification and Pathogenicity of Paramyrothecium Species Associated with Leaf Spot Disease in Northern Thailand. Plants. Available at: https://www.mdpi.com/2223-7747/11/11/1445 [Accessed July 25, 2022] 【R3-09723】2022/7/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイのチエンマイ県およびメーホンソーン県において14種の宿主植物から16菌株の斑点病菌を分離し検討した。 その結果を基にParamyrothecium vignicolaを新種記載したほか、P. brevisetaおよびP. foliicolaをタイ新産種として報告した。 病原性試験によりこれらの分離菌株の病原性を確かめた。 Thailand, Mae Hong Son Province (新種) Paramyrothecium vignicola Withee & Cheew. 語源…ササゲ属に生息する 【よく似た種との区別】 Paramyrothecium eichhorniae タイに分布する 植物の葉に生じる 斑点病を引き起こす 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が無隔壁である ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりササゲ属植物ではなくEichhornia crassipesなどを宿主とする 本種より分生子柄が短い 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種より分生子のサイズが僅かに小さい 本種より剛毛が短い 本種と異なり剛毛の隔壁数が3-8ではなく1-3 ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Paramyrothecium foliicola タイに分布する 植物の葉に生じる 斑点病を引き起こす 分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が無隔壁である ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られている 本種より分生子柄が短い 本種より分生子のサイズが僅かに小さい 本種より剛毛が短い 本種と異なり剛毛の隔壁数が3-8ではなく1-3 ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (タイ新産種) Paramyrothecium breviseta L. Lombard & Crous (その他掲載種) Paramyrothecium eichhorniae J. Unartngam, A. Unartngam & U. Pinruan 【よく似た種との区別】 Paramyrothecium vignicola タイに分布する 植物の葉に生じる 斑点病を引き起こす 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が無隔壁である ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりEichhornia crassipesなどではなくササゲ属植物を宿主とする 本種より分生子柄が長い 本種より分生子形成細胞が短い 本種より分生子形成細胞の幅が広い 本種より分生子のサイズが僅かに大きい 本種より剛毛が長い 本種と異なり剛毛の隔壁数が1-3ではなく3-8 ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (タイ新産種) Paramyrothecium foliicola L. Lombard & Crous 【よく似た種との区別】 Paramyrothecium vignicola タイに分布する 植物の葉に生じる 斑点病を引き起こす 分生子形成細胞のサイズの範囲が重なる 分生子のサイズの範囲が重なる 分生子が無隔壁である ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルにおける分布が知られていない 本種より分生子柄が長い 本種より分生子のサイズが僅かに大きい 本種より剛毛が長い 本種と異なり剛毛の隔壁数が1-3ではなく3-8 ITS+cmdA+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される