2026年7月18日 (仮訳)中国北西部乾燥地域におけるAgaricus属Pseudochitonia亜属の統合分類学:種多様性と生息環境関連の形態的分化 Qi, ZX. et al. 2026. Integrative Taxonomy of Agaricus subgen. Pseudochitonia in Arid Northwestern China: Species Diversity and Habitat-Associated Morphological Differentiation. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/12/7/512 [Accessed July 18, 2026] 【R3-14087】2026/7/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国新疆ウイグル自治区の乾燥地帯で採集されたAgaricus属Pseudochitonia亜属の10種について形態学的検討および分子系統解析を実施した。 Bohusia節に属し、A. bohusiiの姉妹種であるA. acanthosquamosusを記載した。 また、複数既知種における新規形態変異を報告し、砂漠・湿地群集と山地林群集との間で有意な形態的分化が起こっていることを統計学的検定により確かめた。 中国新疆ウイグル自治区テケス県瓊庫什台村 (新種) Agaricus acanthosquamosus Z.X. Qi, B. Zhang & Y. Li 語源…刺状の鱗片の(傘鱗片の形状から) 【よく似た種との区別】 Agaricus bohusii 形態的に類似している ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が単生~散生ではなく束生する 本種と異なり傘鱗片が刺状ではなく圧着する 本種と異なり肉の色が切断あるいは傷ついた時に初め橙黄色、次いで明赤色~血赤色、最後に赤褐色に変化するのに対して明瞭な色調変化を示さない 担子胞子が類球形~広楕円形ではなく楕円形 本種より担子胞子のQ値が大きい ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus amicosus 形態的に類似している ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘鱗片が刺状ではなく圧着する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus xanthodermus Genev. 【よく似た種との区別】 Agaricus moelleri(ナカグロモリノカサ) ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が平滑または容易に脱落する灰褐色の繊維状なのではなく通常より永存性の繊維状小鱗片を有する 本種と異なり担子胞子が主に広楕円形ではなく楕円形~長楕円形のことが多い ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus californicus 本種より子実体の黄変が遅く弱い 本種より子実体のフェノール臭が弱い (その他掲載種) Agaricus bisporus (J.E. Lange) Imbach ツクリタケ 【よく似た種との区別】 Agaricus bitorquis ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりつばが中位ではなく下位に位置する 本種と異なりつばが単層~偽二層ではなく明瞭な多層構造をなす ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus subfloccosus ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus sinodeliciosus Z.R. Wang & R.L. Zhao 【よく似た種との区別】 Agaricus subsubensis ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が地下生~半地下生でない 本種より子実体のサイズが小さい 本種より肉が薄い 本種と異なり側シスチジアが棍棒形ではない ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus subperonatus 中国に分布する 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である 肉が切断したり傷ついたりした時に黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを有する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が黄褐色ではなく白色~汚白色 本種と異なり傘表面が暗褐色の鱗片状ではなく褐色の鱗片状 本種と異なりつばが斜上するのではなく下向きである ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus subperonatus (J.E. Lange) Singer 【よく似た種との区別】 Agaricus taeniatus ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が傷つくとさび色になる 本種と異なり柄のつばより下の表面が綿毛状鱗片で覆われる 本種と異なりつばが単層である 本種と異なり柄基部の肉が切断時にワイン褐色~淡肉色に変色する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus bitorquis ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面に鱗片を有するという特徴を欠く 本種より担子胞子の幅が狭い ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Agaricus subperonatus 中国に分布する 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である 肉が切断したり傷ついたりした時に黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを有する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が白色~汚白色ではなく黄褐色 本種と異なり傘表面が褐色の鱗片状ではなく暗褐色の鱗片状 本種と異なりつばが下向きではなく斜上する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus gennadii (Chatin & Boud.) P.D. Orton 【よく似た種との区別】 Agaricus nevoi 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく楕円形 本種より縁シスチジアが短い 本種と異なり縁シスチジアが広棍棒形ではなく棍棒形である ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus cordillerensis Kerrigan 【よく似た種との区別】 Agaricus sylvaticus 中国に分布する 子実体が地上生である 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である つばが下位でない 肉が傷ついたり切断したりしても黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを欠く ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が繊維状鱗片状ではなく角張った~繊維状鱗片状 本種と異なり担子胞子が主に楕円形~長楕円形ではなく主に類球形~広楕円形 本種より担子胞子のQ値平均が小さい ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus sylvaticus Schaeff. 【よく似た種との区別】 Agaricus cordillerensis 中国に分布する 子実体が地上生である 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である つばが下位でない 肉が傷ついたり切断したりしても黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを欠く ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が角張った~繊維状鱗片状ではなく繊維状鱗片状 本種と異なり担子胞子が主に類球形~広楕円形ではなく主に楕円形~長楕円形 本種より担子胞子のQ値平均が大きい ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus padanus Lancon. 【よく似た種との区別】 Agaricus sinodeliciosus 中国に分布する 乾燥~半乾燥地域に生息する ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形、広棍棒形~不規則棍棒形ではなく短棍棒形~嚢形または洋梨形である 本種と異なり側シスチジアが棍棒形である Agaricus desjardinii 中国に分布する 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である つばが下位でない 肉が傷ついたり切断したりしても黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを欠く ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が圧着した角張った鱗片状ではなく大型の反曲した小鱗片状 ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Agaricus desjardinii Z.R. Wang & R.L. Zhao 【よく似た種との区別】 Agaricus padanus 中国に分布する 子実体がKOH陰性である 子実体がシェッファー反応陰性である つばが下位でない 肉が傷ついたり切断したりしても黄変しない 担子器が主に4胞子性 側シスチジアを欠く ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表面が大型の反曲した小鱗片状ではなく圧着した角張った鱗片状 ITS+nrLSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される