(仮訳)腎移植患者におけるThermoascus crustaceusによる侵襲性肺感染症
Mareș, M. et al. 2019. Invasive pulmonary infection due to Thermoascus crustaceus in a kidney transplant recipient. Infection and Drug Resistance. Available at: https://www.dovepress.com/invasive-pulmonary-infection-due-to-thermoascus-crustaceus-in-a-kidney-peer-reviewed-fulltext-article-IDR [Accessed November 30, 2024] 【R3-12300】2024/11/30投稿

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3行まとめ

ルーマニアからThermoascus crustaceusによる侵襲性肺感染症を世界で初めて報告した。
患者は33歳女性で腎移植を受けており、他の抗菌薬が無効であったが、カスポファンギンによる単剤治療が奏効した。
本種は好熱菌であり、従来腹膜カテーテルの定着例のみが知られていたが、ヒトの免疫不全状態において重篤な感染症を引き起こしうることが明らかになった。

(その他掲載種)

Thermoascus crustaceus (Apinis & Chesters) Stolk
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paecilomyces variotii
形態的に類似している(混同のおそれがある)
コロニーが淡褐色
コロニー表面が粉状