(仮訳)ユスリカの幼生に寄生するハルペラ目菌類の新属Klastostachys
Lichtwardt, RW., Williams, MC. & White, MM., 2011. Klastostachys, a new genus of Harpellales in Chironomidae larvae. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/4/915.short [Accessed April 3, 2014].
【R3-00570】2014/04/04投稿

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3行まとめ

1988年に記載されたStachylina reflexaを検討し、新属Klastostachysに移した。
本種は米国コロラド州のロッキー山脈において、ユスリカの幼生の腸内に寄生していた。
本属はStachylina属に類似しているが、菌体の分離様式が特殊であり、同様の特徴を示すCarouxella属菌とは接合胞子の付着様式が異なっていた。

(新組み合わせ)

Klastostachys reflexa (Lichtw. & M.C. Williams) Lichtw., M.C. Williams & M.M. White
旧名:Stachylina reflexa Lichtw. & M.C. Williams
語源(属名)…分解する穂
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Stachylina pedifer
タイプ1の接合胞子を形成する
本種より接合胞子の長径が短い
本種より接合胞子の短径が長い
Carouxella spp.
トリコスポアが生殖細胞に付着した状態で菌体の分解が起こる
本種と異なり米国での分布が知られていない
本種と異なりユスリカ科ではなくヌカカ科の昆虫を宿主とする
本種と異なりタイプ4の接合胞子(接合胞子柄の片方の極に付着する)を形成する