(仮訳)台湾において土壌および葉から分離された子嚢胞子形成性酵母の新種、Lachancea dasiensis
Lee, C-F. et al. 2009. Lachancea dasiensis sp. nov., an ascosporogenous yeast isolated from soil and leaves in Taiwan. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.008789-0 [Accessed November 17, 2024] 【R3-12259】2024/11/17投稿

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3行まとめ

台湾桃園県の土壌と南投県のヤシとシダの葉から分離された酵母の一種を検討し、Lachancea dasiensisとして新種記載した。
本種は細胞が多極出芽で増殖し、コロニーが培養下でYM寒天培地上で帯クリーム色、偽菌糸および菌糸を形成せず、球形の子嚢胞子を形成したことなどで特徴づけられた。
本種は近縁種とは炭素源の資化能や0.01%シクロヘキシミド添加培地での生育能、分子系統解析などにより区別された。
台湾桃園県大渓

(新種)

Lachancea dasiensis C.F. Lee
語源…大渓産の
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【よく似た種との区別】
Lachancea thermotolerans
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりα_α-トレハロースを発酵可能
本種と異なりメリビオースを発酵不能
本種と異なりエタノールを資化可能
本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lachancea waltii
0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育可能
10%塩化ナトリウム添加培地で生育可能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりD-ガラクトース、マルトース、メリビオースを発酵不能
本種と異なりL-ソルボース、エタノールを資化可能
本種と異なりD-ガラクトース、マルトース、α_α-トレハロース、メチルα-D-グルコシド、メリビオース、メレジトースを資化不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される