2017年10月26日 (仮訳)海岸生地衣の新種、Lecanora oyensis Bertrand, M. & Roux, C., 2011. Lecanora oyensis sp. nov., une nouvelle espèce de lichen maritime. Bulletin de Association Française de Lichénologie. Available at: https://www.researchgate.net/publication/282734745_Lecanora_oyensis_sp_nov_une_nouvelle_espece_de_lichen_maritime_par_Michel_Bertrand_et_Claude_roux [Accessed October 26, 2017]. 【R3-04516】2017/10/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ フランスの大西洋沿岸で採集された菌を検討し、Lecanora oyensisとして新種記載した。 本種は潮上帯の珪質岩に生じ、地衣成分としてジロホール酸を含むことなどで特徴づけられた。 本種は狭義のL. dispersaグループに含まれた。 France, île d’Yeu, pointe de la Père, nord de Port-la-Meule (新種) Lecanora oyensis M. Bertrand & Cl. Roux 語源…ユー(島)産の 【よく似た種との区別】 Lecanora contractula 沿岸域に分布する 岩上生地衣である 痂状地衣である 子器のサイズの範囲が重なる 子器が無柄 子実層の幅の範囲が重なる 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 地衣成分としてキサントン類を含む 本種と異なりフランスではなく北欧、北米、グリーンランド、アラスカなどに分布する 本種と異なり珪質岩ではなく常に石灰岩に生じる 本種と異なり地衣体が時に小型のロゼット状 本種と異なり地衣体表面が微細な不規則状ではなく平滑 本種と異なり地衣体がC+ばら色ではなくC+橙色 本種と異なり地衣体がKC+赤色ではなくKC+橙色 本種と異なり裂片がごく僅かあるいは欠くのではなく裂片を有する 本種と異なり子器が地衣体から僅かに突出するのではなく突出する 本種と異なり子器盤がごく淡い褐色~暗褐色で稀に帯黒色なのではなく淡褐色~暗褐色 本種と異なり子器縁部が非円鋸歯状ではなく全縁または時にいくぶん円鋸歯状 本種と異なり子器の基部が狭窄しないか僅かに狭窄するのではなく狭窄する 本種と異なり子実層に微結晶を含まない 本種と異なり子実上層が淡褐色で稀に僅かに帯緑色なのではなく淡褐色~褐色 本種と異なり子実上層に微結晶を含まない 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子実下層に淡褐色の結晶を含むのではなく無色 本種より側糸の幅が狭い 本種と異なり側糸の先端細胞が褐色、稀に帯緑青色なのではなく褐色 本種と異なり側糸が盛んに分枝、吻合するのではなくほとんどが分枝せず吻合することも稀 本種より果托が薄い 本種と異なり果托が類繊維菌糸組織的なのではなく繊維菌糸組織的 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸などを欠く 本種と異なるキサントン類の地衣成分を含む Lecanora salina 子器に粉霜を欠く 果托に2種類の結晶を含む 地衣成分としてキサントン類およびジロホール酸を含む 本種と異なり北欧などにおける分布が知られている 本種と異なり地衣体が分化しない 本種より地衣体のサイズが小さい 本種と異なり地衣体がK陰性 本種と異なり子器盤がごく淡い褐色~暗褐色で稀に帯黒色なのではなく褐色 本種と異なり子器縁部がしばしば波打つ 本種と異なり子器の基部が狭窄しないか僅かに狭窄するのではなく狭窄する 本種と異なり子実層にKC+橙色の結晶を欠く 本種と異なり果殻にKC+橙色の結晶を欠く 本種と異なり地衣成分として未知のキサントン類を含むという特徴を欠く Lecanora andrewii 地衣成分としてキサントン類を含む 本種と異なり北欧などにおける分布が知られている 本種と異なり珪質岩ではなく石灰岩に生じる 本種と異なり地衣体が類白色ではなく白色 本種と異なり子器縁部が非円鋸歯状ではなくいくぶん円鋸歯状 本種と異なり子器に粉霜を欠くのではなく有する 本種と異なり地衣成分としてアルトテリン、パンナリンなどを含む Lecanora fugiens 果托に結晶を含む 地衣成分としてキサントン類を含む 本種と異なりフランスではなくイギリスなどに分布する 本種と異なり珪質岩に生じるのではなく石灰岩または時に残渣に生じる 本種と異なり子器に粉霜を欠くのではなくしばしば有する 本種と異なり果托の結晶がNに不溶なのではなく溶解性 本種と異なり地衣成分としてパンナリンなどを含むことがある