(仮訳)北米新産の地衣、Lecidea cerviniicolaおよびL. promiscua
Fryday, AM. 2020. Lecidea cerviniicola and L. promiscua new to the North American lichen biota. Opuscula Philolichenum. Available at:  http://sweetgum.nybg.org/science/op/biblio_list.php?BucVolume_tab=19 [Accessed November 12, 2020] 【R3-07862】2020/11/12投稿

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3行まとめ

北米新産種としてLecidea cerviniicolaおよびL. promiscuaを報告した。
前者は米国コロラド州とワイオミング州、後者はオレゴン州で採集され、以前に同定されていたが北米産チェックリストに含まれていなかったため再度検討した。
北米産L. auriculataグループの検索表を掲載した。

(北米、米国新産種)

Lecidea cerviniicola de Lesd.
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【よく似た種との区別】
Lecidea diducens
北米に分布する
珪質岩に生じる
形態的に類似している(誤同定のおそれがある)
髄層がC+赤色
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり地衣成分としてアンジア酸およびペルラトリン酸を含むのではなく2′-O-メチルアンジア酸およびコンフルエント酸を含む

(北米、米国新産種)

Lecidea promiscua Nyl.
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【よく似た種との区別】
Lecidea auriculata
北米に分布する
髄層がC陰性
本種と異なり果殻が大規模に発達する
本種より子実層の丈が低い
本種より果殻菌糸の幅が狭い
Lecidea promiscens
北米に分布する
岩上生地衣である
髄層がC陰性
本種と異なり地衣体が良好に発達するのではなく欠くか疎らにしか発達しない
本種と異なり地衣成分として2′-O-メチルペルラトリン酸ではなくコンフルエント酸を含む