(仮訳)中国南西部産の新種、Lentaria deqinensis
Li, MJ. et al. 2025. Lentaria deqinensis (Lentariaceae, Gomphales), a new species from southwestern China. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.693.4.3 [Accessed May 3, 2025] 【R3-12760】2025/5/3投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集された菌を検討し、Lentaria deqinensisとして新種記載した。
本種は子実体の枝が半透明で、枝の頂部が白色で鋭く、担子胞子が大きいことなどで特徴づけられた。
中国産Lentaria属菌の検索表を掲載した。
中国雲南省徳欽県

(新種)

Lentaria deqinensis M.J. Li & P. Zhang
語源…徳欽産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lentaria patouillardii
中国に分布する
生息環境の選好性が類似している
子実体が傷ついても変色しない
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペインにおける分布が知られている
本種ほど子実体の枝の先端が白色ではなく灰緑色または青緑色
本種ほど子実体の枝の先端が尖らない
本種と異なり子実体の枝が半透明という特徴を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lentaria bambusina
中国に分布する
子実体の枝の先端が白色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が黄褐色
本種と異なり子実体の触れたり傷ついたりした部分が顕著に赤変する
本種より担子胞子が長い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lentaria gossypina
子実体の枝の先端が白色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペインではなくメキシコなどに分布する
本種と異なり子実体の枝が帯灰橙色から淡褐色で淡赤褐色を帯びる
本種と異なり柄が帯灰橙色、帯褐橙色~淡褐色
本種より担子胞子が長い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lentaria variabilis
子実体の枝の先端が白色
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスペインではなくメキシコなどに分布する
本種より担子器のサイズが大きい
本種より担子胞子が長い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される